Webライターの業種や職種の書き方を現役ライターが解説

Webライターの業種・職種
Webライターの業種って何に分類されるの?>
Webライターって職種をどう書けばいいか迷う…>

その気持ち、よくわかります。Webライターって職種を書く時に迷いますよね。業種がライターで職種もライター? それも違う気がしますし、合っている気もしますよね。

本記事では、そうした疑問に答えるべき、Webライターの業種や職種の書き方について解説します!

フリーランスの定義についてはこちらの記事で解説。本文を読み進める上での基礎知識として目を通しておいてください。

フリーランスの定義
フリーランスは「職種ではない」、フリーランスの定義と個人事業主との違い たしかに、フリーランスの定義ってわかりにくいですよね。 フリーランスとして働いているけれど、「意味や定義を聞かれるとうまく...

Webライターの業種と職種

Webライターの業種は定まっていないため、個人によって区分が異なります。以下の3つの名称を使うことが多いようです。

  • 文筆業
  • 執筆業
  • ライター業

Webライターは文章を書く仕事なので、文筆業や執筆業に当てはまります。小説家や作家とは職種が異なりますが、業種で言えばWebライターは文筆・執筆の範囲です。

業種をライターとする場合もあります。

一口にライターと言っても、フリーライター・Webライター・コピーライターなど職種が分かれていますが、業種をライター業、職種をWebライターとするのが一般的です。

業種と職種の違い

業種は「事業の種類」のことです。業界と言い換えたほうが分かりやすいかもしれませんね。

ただ、厳密には業種と業界は以下のような違いがあります。

  • 業種:どの商材を扱っているか
  • 業界:どの産業に属してるか

商材は商品、つまりは何を売るかということ。ライターが売るのは自分が書いた文章ですね。ゆえに文筆業や執筆業という業種になります。

モジャ
ライターは文筆業なんですね
作家みたいでかっこいい

産業は生活に必要なものを生み出したり提供したりする経済活動のことです。業界は決まった呼称はなく、ライター業界と大きくまとめることもありますし、Webライター業界やコピーライター業界というように職種で分けることもあります。

では業種と職種はどう違うのか?

職種は文字通り「職業の種類」を指します。業務内容によって分類したものが職種です。

営業・販売・接客・事務・経理・人事・開発・設計など、業務の種類によって職種を分類します。職種を見ればどんな仕事をするのかだいたい分かりますね。

たとえばライター業の場合、Webライターとコピーライターでは業務内容が異なるため、それぞれ別の職種となります。Webライターとコピーライターの両方の仕事をしているのであれば、業務の割合が多いほうをとるか、ライターと名乗るか悩むところですが、職種は仕事内容を伝えることが目的なので、仕事をする上で自分にとって都合のいい方を選ぶとよいでしょう。

フリーライターの定義は?

フリーライターは、フリーランスとして記事を書いている人を指します。雑誌やWebメディアなど、媒体を限定せずに執筆している人はフリーライターと名乗ることが多いようです。

一般的にライターといえば雑誌のライターと解釈されることが多いので、Webメディア限定で執筆している人をWebライターと区別したほうがいいですね。

Web以外の媒体でも執筆をしているのであれば、フリーライターと名乗っても問題ないでしょう。広義でいえばWebライターもフリーライターですが、仕事内容がWebメディアだけで執筆をしているのであればWebライターと名乗る方が分かりやすいと思います。

私はWebメディア限定で記事を執筆しているので、職種はWebライターです。雑誌での執筆はしていないのでフリーライターとは名乗っていません。

Webライターの仕事内容はWebライティング

Webライターは執筆業ですが、仕事内容を正確に示すのであればWebライティング、またはWebコンテンツ制作となります

「ライティング(Writing)」は「Write」を不可算名詞にしたものですので、「執筆」や「文筆」という意味です。

執筆業と表現してもよいのですが、それだと作家業や他のライター業まで含まれてしまうので、WebライティングかWebコンテンツ制作と表現する方がよいでしょう。

モジャ
職種はWebライター、仕事内容はWebライティングってことですね

ただ、Webライティング自体がWeb業界以外ではあまり知られていない仕事であるため、ネットに詳しくない人には伝わりにくいかもしれません。Webコンテンツという言葉を知らない人からすれば何をするのかよく分からないですしね。

かといって執筆業と一括りにすると、作家業や雑誌の記事を書いていると勘違いされることもあるので、Webライターであれば仕事内容をWebライティングかWebコンテンツ制作と表現する方がよいかと思います。

Webライターは仕事内容を理解されにくい

私は職種を聞かれた時に「Webライターです」と答えるのですが、一般的な認知度が低いので仕事内容を説明するに苦労します。

一応こういう仕事をしてますと説明するのですが、理解されないことが多いです。「SEOが〜」とか「Webメディアで〜」とか説明したりするのですが、ネットに詳しくない人だと「???」という顔をされるので、「ネット上に公開する記事を書いています」とだけ説明します。

アフィリエイトもしているので広告収入についても説明するのですが、仕組みがよく分からないようです。クリックされただけでなぜ報酬が発生するのか。確かにアドセンスのその仕組みを知らないと理解するのは難しいですよね。

自分の親にもWebライター業の仕事について説明するのですが、おそらく3割も伝わっていないでしょう。怪しい仕事ではないというのは理解してくれているようですが、なぜWebライティングが仕事になるのか、なぜ広告収入が得られるのかがよく分からないみたいです。

当たり前ですが、Webライターも立派な仕事ですので、一般的な知名度が低いからといって自分を卑下することはありません。私は人に役立つ記事を書いているという自負があるので、Webライターという仕事に誇りを持っています。

ABOUT ME
ケンタトニック(旧モジャー)
コンテンツSEOに強いフリーランスのWebディレクター/Webライター、フリー歴10年。 ディレクション受注実績:出版社、営業ツール、音楽スクール等のオウンドメディア運用・改善。
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