サーチコンソールのデータをスプレッドシートに出力するアドオン「Search Analytics for Sheets」の使い方

Search Analytics for Sheetsの使い方

Googleスプレッドシートのアドオン「Search Analytics for Sheets」は、サーチコンソールのデータを任意で選択して出力できるので便利です。サーチコンソールのデフォルトの機能では出力できない、ページのURLも出力できます。

使い方はめちゃくちゃ簡単で、3項目を設定するだけです。流入キーワードの調査やレポートをまとめるのに使っています。

「Search Analytics for Sheets」の使い方を画像付きで解説します。

Search Analytics for Sheetsとは

「Search Analytics for Sheets」は、サーチコンソールからGoogleスプレッドシートに、クエリ・ページ・クリック数・インプレッションといったデータをまとめて出力できるアドオンです。無料で使えます。

便利なのは、ページのURLも出力してくれる点です。サーチコンソールには、検索パフォーマンスのデータをCSVかGoogleスプレッドシートに出力する機能があります。しかし、ページURLが出力されないので、ちょっと不便なんですよね。そこで、「Search Analytics for Sheets」を使って出力します。

サーチコンソールとSearch Analytics for Sheetsでの出力の比較サーチコンソールとSearch Analytics for Sheetsでの出力の比較

Search Analytics for Sheetsのインストール方法

スプレッドシートのアドオンのインストールの仕方は2種類あります。

1つは、アドオンのページからインストールする方法。
もう1つは、スプレッドシートからアドオンを検索してインストールする方法。

アドオンのページからインストールしたい方はこちらから。右上の「無料」をクリックしてインストール。

スプレッドシートからアドオンを検索する方法はこちら。

メニューから「アドオン」→「アドオンを取得」をクリック

スプレッドシートでアドオンを取得アドオン→アドオンを取得

「Search Analytics」まで検索すれば出てきます。「Search Analytics for Sheets」をクリック。

Search Analytics for Sheets

インストール」をクリック。

Search Analytics for Sheetsをインストール

アカウントの選択画面が出てくるので、アドオンをインストールしたいアカウントを選択。

Googleアカウントの選択

インストールの許可の確認画面が出るので「許可」をクリック。これでインストールは完了です。

Search Analytics for Sheetsのインストールを許可

Search Analytics for Sheetsの使い方

「Search Analytics for Sheets」のメニューは英語なので難しそうに感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単です。

アドオン」→「Search Analytics for Sheets」→「Open Sidebar」から開きます。

スプレッドシートでSearch Analytics for Sheetsを開く「アドオン」→「Search Analytics for Sheets」→「Open Sidebar」

すると、右側に「Search Analytics for Sheets」のメニューが表示されます。

設定するのは以下の3つです。あとはデフォルトでOKです。

  • Verified Site:データを出力したいサイト
  • Date Range:データを取得する期間
  • Group By:取得したいデータ項目
Search Analytics for Sheetsの設定方法

「Group By(取得したいデータ項目)」は、6種類あります。

  • Query:クエリ(検索キーワード)
  • Page:ページのURL
  • Date:日付
  • Country:国別
  • Device:PC・モバイルそれぞれのデータ
  • Search Appearance:検索での見え方(←重たい)

私は「Query」「Page」の2つを指定して出力しています。

Search Analytics for Sheetsのデータ出力項目の設定

「Device」を加えると、以下のようにデスクトップとモバイルを分けてデータ取得してくれます。「Search Appearance」は重たいので非推奨です。

Search Analytics for Sheetsでデータ取得

自動バックアップの設定方法

「Search Analytics for Sheets」には、サーチコンソールから自動でデータをバックアップする機能が備わっています。

これも設定は簡単で、データの取得頻度を選択して走らせておくだけです。

期間は以下の2つから選択します。サーチコンソールのデータは毎日はいらないので、月イチでいいと思います。

  • Monthly(runs every 3rd of the month):毎月第三週に自動バックアップ
  • Daily(runs every day):毎日、自動バックアップ

「ENABLE BACKUP」をクリックすると自動バックアップが始まります。「Disable Backup」で停止。

Search Analytics for Sheetsの自動バックアップ設定

Search Analytics for Sheetsの活用例

「Search Analytics for Sheets」でデータを取得し、前月とアクセス数やCTRを比較する、といった使い方ができます。順位の増減もひと目でわかるので、急に順位が上がったページや落ちたページを探して追記候補に入れたり、といった感じで使っています。

Search Analytics for Sheetsで前月比とアクセス比較

※VLOOKUPを使って、今月と前月のキーワードとページURLを対応させています。設定の仕方は…よくわかりません!(ゴメンナサイ)。わかったら追記します。

ABOUT ME
ケンタトニック(旧モジャー)
コンテンツSEOに強いフリーランスのWebディレクター/Webライター、フリー歴10年。 ディレクション受注実績:出版社、営業ツール、音楽スクール等のオウンドメディア運用・改善。
関連記事
GoogleサーチコンソールのURL検査ツールの使い方 SEO・アクセス解析

GoogleサーチコンソールのURL検査とは?使い方とインデックス登録をリクエストする方法を解説

2019年4月22日
フリーランスの生存戦略 -Webライター/Webディレクターのノウハウ
新しいGoogleサーチコンソール(略・GRC、サチコ)には、「URL検査」という機能があります。これは検索エンジンであるGoogleに、W …
サーチコンソールで記事の「流入キーワード」を調べる方法 SEO・アクセス解析

【図解】サーチコンソールで記事の「流入キーワード」を調べる方法、SEOへの活用方法

2019年1月17日
フリーランスの生存戦略 -Webライター/Webディレクターのノウハウ
サーチコンソール(Search Console)を使えば、記事の「流入キーワード」を調べられます。「新しいサーチコンソールでの手順の使い方が …
サーチコンソールの「アドレス変更」ツールの使い方 SEO・アクセス解析

サーチコンソールの「アドレス変更」ツールの使い方、Googleにドメイン移転を通知

2021年2月5日
フリーランスの生存戦略 -Webライター/Webディレクターのノウハウ
サイトのドメイン移転に伴い、サーチコンソールの「アドレス変更」ツールを使ってみました。「アドレス変更」はGoogleにドメインの移転を知らせ …
サーチコンソールで手っ取り早く「追記」するべき記事を探す方法 SEO・アクセス解析

サーチコンソールで手っ取り早く「追記」するべき記事を探す方法(作業時間:1分)

2020年1月27日
フリーランスの生存戦略 -Webライター/Webディレクターのノウハウ
追記はSEOで非常に重要な作業です。順位が上がっていない記事、順位が下がってしまった記事は、追記をしてを上位表示を狙います。 追記する …
無料で使えるサジェストツール SEO・アクセス解析

無料で使えるサジェストツール6選、Googleの検索キーワード選定に大活躍!

2019年4月13日
フリーランスの生存戦略 -Webライター/Webディレクターのノウハウ
サジェストキーワード(検索窓で自動で表示されるキーワード候補)は、ユーザーの検索意図や検索傾向を調べるのに便利です。 ただ、検索窓に表 …