サジェストキーワード(検索窓で自動で表示されるキーワード候補)は、ユーザーの検索意図や検索傾向を調べるのに便利です。
ただ、検索窓に表示されるサジェストキーワードは一部で、ひとつひとつ調べていると手間がかかって仕方ありません。サジェストツールを使えば、サジェストキーワードを一覧化したり、リストを一括ダウンロードしたりできるので、キーワードリサーチの手間が省けます。
無料で使えるサジェストツールがいくつかあるので、それらを活用してサジェストキーワードを効率よくリサーチしましょう。6つ紹介しているので試してみてください。
【目次】
無料で使えるサジェストツール6選
無料のサジェストツールはたくさんありますが、ここでは実務に使えるツールを6つに絞って紹介します。ツールによって使い勝手や機能が異なるので、使いやすいそうなものを選ぶ、または用途に応じて使い分けるとよいかと思います。
すぐ使わなくても、いつか使う用にブックマークをしておくといいですよ。私もとりあえず、ぜんぶブックマークしています。
「Ubersuggest」:会員登録なしで使える高性能ツール
「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」は、アメリカの有名なWebマーケター、Neil Patel(ニール・パテル)氏とMike Kamo氏が提供する無料のサジェストツールです。
「Ubersuggest」のおすすめポイントは、高性能のサジェストツールなのに無料かつ会員登録なしで使える点。いつか有料化するかもしれませんが、2019年4月現在は無料で使えます。
キーワードを入力するだけですぐ分析してくれます。日本語のGoogle検索にも対応。
ページ下部の「キーワード候補を全て見る」をクリックすると、全キーワード候補を閲覧できます。CSVでの出力や全キーワード候補をコピーする機能も。これで無料って…逆にいいの?
URLを入力するとサイト分析もしてくれます。自サイトだけでなく他サイトの分析も可能なので、競合分析にも使えます。
計測タイミングによって結果が変わりますが、サーチコンソールの検索パフォーマンスの結果と比べると、精度はまあまあといった感じです。無料でこれだけ分析してくれたら十分。
「Ubersuggest」の良いところ
- 会員登録が不要
- 無料で検索ボリュームが調査できる
- UIがシンプルで使いやすい
「Ubersuggest」のイマイチなところ
- 有料のキーワードと比べると精度が落ちる
- 検索ボリュームを取得してくれないキーワードがある
「コミュ症」は取得してくれるのに、「コミュ障」はなぜか検索ボリュームが0に…。他にも取得できないキーワードがあるかもしれません。
使い方はこちらの記事が詳しいです。
「関連キーワード取得ツール」:五十音順で見やすい
「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」は、永遠の「β版」なのでずっとこのサイト名です。
使い方は簡単で、キーワードを入力すると五十音順とアルファベット順でサジェストキーワードを一覧で表示してくれます。リストをまとめてコピーしたいときは、画面右側にある「全キーワードリスト(重複除去)」を使うといいですよ。
「グーグルサジェスト」:キーワードを一括ダウンロード
GoogleのサジェストキーワードをCSV形式で一括ダウンロードできるサジェストツールです。
サジェストキーワードは五十音・アルファベット順で表示されます。各キーワードの前にある「+」をクリックすると詳細なキーワード候補を見られます。
「keysearch Beta」:マインドマップ風サジェストツール
マインドマップ風にサジェストキーワードを表示してくれるサジェストツールです。関連するキーワードごとに枝分かれするので、グルーピングに使いやすい。
スクリーンショットには写っていませんが、ページ下部にグーグルトレンドが表示されています。
各キーワード前にある丸をクリックすると、そのキーワードを削除できます。
「ちえのわ!」:花火のようなキーワードマップ
ご覧のように、まるで花火みたいなマップでサジェストキーワードを表示してくれるツールです。丸はドラッグで動かせます。「OMUSUBI」より使いやすいです。
「Google Correlation」:お宝キーワードの発掘
「Google Correlation」は、相関の高いキーワードを見つけるためのツールです。「Correlate」は「相関」という意味。
サジェストキーワードでは出てこない、関連キーワードを取得したいときに使います。「Show more」を押すと、どんどんキーワードが表示されます。
左側のプルダウンから「Japan」に変えてから検索してみてください。微妙なキーワードが多いですが、お宝キーワードが見つかるかも?
検索順位を自動チェックするならGRCは必須
上記のサジェストツールを使ってキーワードを拾って記事を書いたら、検索順位を追っていく必要があります。順位チェックはSEOに必須です。
手動でひとつひとつ順位をチェックするのは面倒なので、「GRC」を使って自動で順位チェックしましょう。自サイトだけでなく、指定したキーワードの検索上位100サイトを追跡する機能もあります。
SEO対策のプロも使っているツールで、高機能な割に料金がリーズナブルなので導入しやすいです。無料版があるので、試しに使ってみてください。
無料のサジェストツールでも十分に使える
有料のサジェストツールはもっと多機能で精度も高いですが、無料のツールでも十分に使えます。特に、最初の紹介した「Ubersuggest」は、無料なのに高機能なサジェストツールです。
「Ahrefs」などの有料のツールは高いので、個人で使うかは迷うところ。できるだけお金をかけずにキーワード調査するなら、複数の無料サジェストツールを使うのもひとつの方法です。
ツールなしでキーワードを取得するのはキツイですし、非効率なので、サジェストツールを活用して効率よくキーワード調査をしましょう!