【図解】クラウドソーシングの仕組みを解説!初心者が知っておくべき基礎知識

クラウドソーシングとは
クラウドソーシングの仕組みがよくわからない…
クラウドソーシングでどうやって稼ぐの?
どういう流れで仕事を受注するのだろう?

そうした疑問をお持ちの方のために、クラウドソーシングの仕組みを一から解説します! 知識がゼロの状態で読んでも理解できる内容なので、未経験者の方も安心して読んでください。

図でわかりやすく解説しているので、それを見るだけでクラウドソーシングの仕組みを理解していただける内容となっています。未経験からフリーランスを目指している方は、クラウドソーシングの仕組みを理解して賢く稼いでいきましょう!

ランサーズの認定ランサーの概要、認定ランサーになるポイントは以下の記事で詳しく解説しています。

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クラウドソーシングはネットで案件をマッチングする仕組み

クラウドソーシングは「群衆」を意味する「Crowd(クラウド)」と、「業務委託」を意味する「Sourcing(ソーシング)」を組み合わせた造語です。クラウドサービスの「Cloud(雲)」ではなく、「Crowd(群衆)」を語源としている点に注意してください。

クラウドソーシングはネット上で不特定多数の人に業務の受発注を行うサービスです。

発注者は条件を提示して募集を行い、受注者はその募集を見て案件に応募するか判断します。簡単に言えば、仕事を発注したい人と、仕事を受注したい人をオンラインでマッチング・仲介するのがクラウドソーシングです。

クラウドソーシングの仕組みを解説したイラスト

発注者をクライアント、受注者をワーカーと呼んだりします。受注者はクラウドソーシングの登録者となる必要がありますが、発注者と受注者は必ずしも雇用関係を結ぶわけではありません。

アウトソーシング(外部委託)は外部の専門業者や個人に1対1で受発注を行いますが、クラウドソーシングは全国の発注者(クライアント)が全国の受注者(ワーカー)に幅広く募集をかけるため、その点に大きな違いがあります。

また、クラウドソーシングでは初心者、専門職種の人以外、副業をされている人や家事や育児の合間に仕事をしたい主婦の方々も対象として案件を募集するのが特徴です。受注する側は求められるスキルやタスクを完了する時間があれば誰でも案件に応募できます。

求人サイトとも違うのは、クラウドソーシングは案件の受発注の場を提供するサービスである点です。求人サイトは企業と求職者を1対1でマッチングを行いますが、クラウドソーシングはオンライン上で不特定多数に向けて募集をかけるため、その点も違いがあります。

クラウドソーシングでの報酬支払い・受け取りの仕組み

クラウドソーシング報酬の支払い・受け取りの仕組みを解説したイラスト

クラウドソーシングでは、発注者と受注者が直接報酬を支払ったり受けったりすることはありません。報酬の支払い・受け取りはすべてクラウドソーシングが仲介・代行します

報酬システムはクラウドソーシングによって異なりますが、基本的に発注者は払いや仮払いをしてから依頼をするため、未払いのトラブルを防げます。フリーランスにとって報酬の未払いが一番困るので、ほぼ確実に報酬が支払われるのがクラウドソーシングを利用するメリットです。

個人で契約を交わすと未払い時に自分で対処しなければなりませんが、クラウドソーシングを利用することでそのリスクを回避できます。

ただし、クラウドソーシングでは仕事の受注者が手数料を支払う仕組みになっている点に注意してください。手数料はクラウドソーシングや報酬額によって異なりますが、5〜20%くらいの手数料がかかります

実際に手元に入ってくる報酬は手数料が差し引かれた後の額=手取りの額ですので、そのままの額が入ってくると勘違いしないようにしましょう。

案件によっては、発注者が手数料込みで報酬を設定している場合もあります。私は手数料込みで応募することが多いです。ただ、発注者にとっても手数料は負担が大きいため、手数料を負担するぶん、単価を低めに設定するといった事情もあります。結局は、手取り額がいくらになるかが大事です。

ランサーズに手取り計算ツールがありますので、手取り額が気になるときは事前に計算してみましょう。

クラウドソーシングの案件は3種類(タスク・プロジェクト・コンペ)

クラウドソーシングの案件は以下の3種類があります。

  • タスク形式(低単価だが簡単な仕事が多い)
  • プロジェクト形式(契約を結んで仕事を受注する)
  • コンペ形式(採用された1件のみ報酬が発生)

タスク形式

クラウドソーシングのタスク形式を解説するイラスト

「タスク(Task)」は、「仕事」や「作業」といった意味の単語です。仕事や作業を細かく分けた時の単位と考えてください。
(例 タスク1→情報を集める、タスク2→情報をまとめる、タスク3→情報をファイルに記入する)

クラウドソーシングにおけるタスクも「仕事」や「作業」という意味で、クライアントが指定した作業をワーカーが任意で行う仕組みです。作業はクラウドソーシングのサービス内で行い、承認をされたらタスクが完了となり報酬が支払われます。

タスク形式では発注者と契約関係を結びません。

タスクは大量に発注されることが多く、ワーカーは自分のできる範囲で作業を行います。データ入力やアンケートなど、短時間で完了できる作業が多いため、初心者向きです。

報酬は3つの中で最も低く、数百円の低単価のものが中心ですが、中には1,000円前後の単価のタスクもあります。低単価のタスクはひとつずつの報酬は少ないため、短時間で数をこなして稼ぐのが基本です。

タスクの募集期間と募集数は決められていますが、ノルマはないので空いている時間に作業するのに向いています。気軽にできる仕事ですし、簡単な作業が多いため初心者向きです。

プロジェクト形式

クラウドソーシングのプロジェクト形式を解説したイラスト

プロジェクト形式では、発注者が条件を提示して募集を行い、それに受注者が応募するタイプの案件です。発注者と受注者は事前に条件を相談し、互いに納得がいけば契約を結んで正式に仕事を発注します。

基本的に単価はタスク形式よりも高いです。報酬は事前に決めた額を支払う「固定報酬制」と、稼働時間と時間単価を掛けて計算する「時間単価制」があります。条件のいい案件が多数ありますし、最初の受注で気に入ってもらえれば継続して依頼してもらえるかもしれません。

クラウドソーシングで稼ぐには、プロジェクト形式で受注し、継続依頼を得た上で単価交渉をするのが現実的です。タスク案件での仕事に慣れてきたら、初心者から中級者にステップアップするに、プロジェクトでの受注にトライしてみましょう。

初心者、未経験フリーランスが稼ぐ方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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コンペ形式

クラウドソーシングのコンペ形式を解説したイラスト

コンペ形式は発注者が制作物の希望を掲載して募集を行い、複数の応募の中から採用された作品にのみ報酬が支払われる案件です。

ロゴやイラストといったデザイン関係の案件から、キャッチコピーやコピーライティングなどの案件があります。

報酬はプロジェクト形式よりも高めに設定されていることが多いですが、採用されなければ報酬を得られません。クライアントに選ばれた1名のみが報酬を得られる仕組みなので、他の方式と違って無報酬になるリスクがあります。

自分の実力を試してみたい、制作物に自信がある方はコンペ形式にチャレンジしてみてください。初心者には難しい形式ですが、トライしてみるのもよいかと思います。

登録しておきたいクラウドソーシング

クラウドソーシングによって扱っている案件が異なるので、複数のクラウドソーシングに登録して案件チェックすることをおすすめします。

クラウドワークス」はまず登録しておきたいクラウドソーシングです。大手なので案件数が多く、初心者や未経験でも応募可能な仕事もたくさんあります。

クラウドワークス」で扱っている仕事の種類は200以上あって、一例を紹介するとWeb制作、アプリ開発、デザイン、写真撮影、動画作成、ライティング、コピーライティング、翻訳・通訳、ネットショップ構築、コンサルティングなどの案件が見つかります。

未経験スタートであれば、「クラウドワークス」でまず1件受注してみてどのようにオンラインだけのやり取りで仕事を進めるのか体験してみてください

クラウドワークスの案件を見てみる
おすすめポイント未経験者OKの案件あり、200種類以上の仕事カテゴリー、仕事依頼数 約238万件
クラウドソーシングサイト・crowdworks

「ランサーズ」も有名なクラウドソーシングです。「クラウドワークス」とあわせて登録しておきましょう。

おすすめポイント未経験者OKの案件あり、時間単価の高い認定ランサーが多数
ランサーズ

クラウドソーシングの注意点

クラウドソーシングでは直接取引を禁止しており、規約を破るとアカウントの停止だけでなく違約金が発生するので注意してください。「ランサーズ」の場合は直接取引は一切禁止、「クラウドワークス」は5年以内の直接取引を禁止しています。

クラウドソーシングも営利サービスなので当然の規約と言えますが、手数料がかかる点と直接取引が禁止されている点はデメリットとして考えておかなければなりません。クライアントと連絡先を効果にして直接連絡するのはOKですが、仕事の受発注はクラウドソーシングを通して行わないと規約違反となってしまいます。

クラウドソーシングで経験と実績を積む

初心者・未経験者が仕事を見つけたり、経験を積んだりするのには非常にいいサービスです。未経験だと直接取引してくれるクライアントを見つけるのは大変ですが、クラウドソーシングであれば未経験でも応募可能な案件が多数あるので、経験がなくても仕事の受注はできます。

私の経験上、クラウドソーシングで経験と実績を得た後、フリーランスの専門の求人サイトで直接取引してくれるクライアントを探す。これが未経験から効率の良く報酬アップを実現する方法です。

ABOUT ME
ケンタトニック(旧モジャー)
コンテンツSEOに強いフリーランスのWebディレクター/Webライター、フリー歴10年。 ディレクション受注実績:出版社、営業ツール、音楽スクール等のオウンドメディア運用・改善。
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POSTED COMMENT

  1. よっぴー より:

    クラウドソーシングについての質問です。
    自分がワーカーだった場合、書いた記事はどのようにして相手にデータを送るのでしょうか。できるだけ早く送信お持ちしております。

    • モジャ より:

      クライアントの指定した納品方法によります。
      たいていはWordかGoogleドキュメントです。

      Wordの場合はメッセージに添付して納品します。

      Googleドキュメントの場合はリンク(リンクを取得→・リンクをコピー)を伝えてお渡しするのですが、共有設定に気をつけてください。
      リンクの共有→「オン-リンクを知っている特定のユーザー」か「オフ-特定のユーザー」に設定してクライアントが閲覧できるようにしておきます。
      共有の仕方は事前に確認しておくとスムーズです。

      追記:
      Googleドキュメントの共有設定がつい最近変わったようですね。
      機密性を重視するなら「制限付き」での納品が安全ですね。
      この場合はクライアントにリンク先からアクセス権限をリクエストしてもらうか、先にクライアントのメアドを聞いておいてこちらで閲覧可能なユーザーに追加する必要があります。
      「リンクを知っている全員」で渡してOKなら、権限を変更して納品します。
      ご参考までにm(_ _)m

  2. よっぴー より:

    Mac bookを購入しようと思っているのですが、スマホがありません。Mac Bookの初期設定の流れを動画で見ていると、「Apple IDを入力」とあったんですが、スマホがないとApple IDは作れないんでしょうか。わかりやすくお願いします。

  3. よっぴー より:

    クラウドソーシングについてです。
    募集しているところに応募して、採用されたらお金がもらえるのでしょうか。

    • モジャー・メイヤー より:

      コメントありがとうございます。

      クラウドソーシングで報酬を得る流れは、おおまかに以下のようになります。

      応募(ワーカー)→採用(クライアント)→納品(ワーカー)→検収(クライアント)→納品物に問題がなければ支払い(クライアント)

      募集から支払い完了までの流れ、報酬振り込みまでにかかる日数はクラウドソーシングによるので、事前に確認しておくのが良いと思います。

      • よっぴー より:

        つまり、プロジェクト形式の場合は採用されたらお金がもらえるという事ですか。採用されなかったらお金はもらえないという事ですか。
        もし採用されなかったらお金がもらえない場合は、採用されるコツを教えていただきたいです。

  4. よっぴー より:

    またまた質問です。
    クラウドソーシングでブログ記事を書いてみようかなと思っています。
    そのエディタはWordPressがいいと思うんですが、お金はかかるのでしょうか。