本記事では、こういった疑問にお答えします。
社会人経験なしでもフリーランスで成功する人もいますが、就職するチャンスがあるなら会社員を経験しておくことを全力で勧めます。かくいう私も会社員からフリーランスになりました。
未経験でもフリーランスになれますが、社会人・実務経験は独立後に必ず役立つので、会社員を経験しておいたほうがいいですよ。
理想的なのは、フリーランスとして独立する予定の職種で実務経験を積んでおくことです。実務経験の有無はかなり大きいですから。ほんとに。まじで。リアルに。
- フリーランスになるのは独立してからでも遅くない
- 実務経験があった方が独立後に有利になる
【目次】
会社員を経験してからフリーランスになった方がいいと思う理由
私は大学を卒業(5年)した後、某CDショップの契約社員として働いていました。契約社員なので普通の企業と違って会社員という感じがしなかったですが、社会人を経験してから独立して正解だったと思っています。
会社員を経験しておくと、社会人としてのマナーや人付き合いの仕方を学べますし、いろいろな人との出会いもあります。会社員にならなくてもそうしたことは経験できますが、フリーランスは引きこもって作業する人が多いので、自分から積極的に交流しに行かないと人付き合いや出会いの機会は得られません。
会社員になれば嫌でもいろいろな人と接する機会がありますし、対人関係で学ぶことは多いです。
私のようなコミュ障で引きこもりがちなタイプの人間こそ、フリーランスになる前に会社員を経験し、人と接する機会を増やしておいたほうがいいと思います。
貯金がない状況でフリーランスを目指すのは無謀
やりたい仕事をするのにもお金がかかりますし、パソコンやソフトウェアを購入する費用が必要になります。フリーランスとして独立する時には、当面の生活費も蓄えておかないといけないですし。
貯金がなく、仕事があるかどうかわからない状況で独立するのは無謀と言わざるを得ません。
それなら、就職してお金を貯めた後にフリーランスになった方が、経済的に安全です。
私は、フリーランスになってから貯金がなくなった時期がありましたが、不安で仕方がありませんでした。貯金があれば、しばらく収入がなくてもスキル磨きや勉強に時間を費やせますが、貯金がないと生活費を稼ぐために単価の安い仕事を受けざるを得なくなり、結果的にスキルアップや勉強の時間がなくなり、貧乏から抜け出せなくなります。
生活費を稼ぐためとはいえ、低単価の仕事ばかりしていると、疲弊してフリーランスを辞めたくなってきます。お金がないと余裕がなくなるので、精神的にもよくありません。
それに、フリーランスとして独立してもすぐ仕事があるわけではないので、貯金がないと稼げるようになる前に廃業せざるを得なくなります。生活のためにバイトをせざるを得ない状況になると、本業から遠のいていってしまいますし。
お金を貯めるだけならアルバイトでもいいのですが、どうせ働くなら就職した方が早く貯金できますし、社会人経験にもなります。社会保険を完備している会社なら、厚生年金や健康保険の面でメリットがありますしね。
実務経験を身に着けた方が独立した時に仕事を探しやすい
やりたい仕事で独立を目指すのであれば、就職して実務経験を身につけることをお勧めします。努力しだいでは独学でもフリーランスになれますが、未経験の仕事で稼ぐのは簡単ではありません(体験談)。
実務経験があれば、圧倒的に仕事を探しやすくなります。フリーランスも競争の世界なので、未経験者よりも経験者のほうに仕事が来やすいのは明白です。
特にエンジニアは実務経験があったほうが圧倒的に独立しやすいので、就職できるならしておいた方がいいでしょう。未経験からエンジニアになるなら、プログラミングの研修を実施している会社に就職するという手もありますから。
では、私の場合はどうかと言うと、実務経験なしで今の仕事を始めました。「言っていることと逆じゃん」と思わるでしょうけれど、職種は異なるもの社会人経験をしてから独立してよかったと思っていますし、その反面、「独立後の職種に関係する実務経験を積んでおけばよかった」と後悔したので、その経験からこのようなお話をしているのです。
私の本業であるWebライターは未経験でもフリーランスになれますが、出版業界や広告業界で働いておけばよかったなと感じています。加えてコミュ障・人見知りの性格なので、教えを請たり助けを求めたりできる知り合いがおらず、仕事で困ることが多々ありました。
そうした厳しい状況を独力で乗り切ったおかげで今のスキル・経験が身についたのですが、実務経験があったほうがもっと早く稼げるようになっていたのかな、と思っています。
なので、やりたい仕事があって、その仕事でフリーランスになりたいのであれば、就職して実務経験を身につけることをお勧めします。
未経験からエンジニアとして就職・転職を目指すのであれば、「DMM WEBCAMP」のような転職サポートつきのプログラミングスクールに通うのもひとつの方法です。無料カウンセリングを受けられるので、通うにしても通わないにしても、プログラミングを学びたいのであれば相談してみるのがよいと思います。
オンラインで学べるプログラミングを学ぶのであれば、「TechAcademy [テックアカデミー]」が人気です。学べるプログラミング言語が豊富ですし、転職できなければ授業料を全額返金してくれる「エンジニア転職保証コース」もあります。
【テックアカデミーで学べるプログラミング言語・コース】
・iPhoneアプリコース
・Androidアプリコース
・WordPressコース
・PHP/Laravelコース
・Ruby on Rails(Webアプリケーションコース)
・Pythonコース
・Unityコース
・Javaエンジニアコース
・Node.jsコース
・Scalaコース
・フロントエンドコース
・ブロックチェーンコース
【テックアカデミーのWeb関連コース】
・Webデザインコース
・UI/UXデザインコース
・Webディレクションコース
・Webマーケティングコース
【テックアカデミーのトレーニングコース】
・HTML/CSSトレーニング
・Photoshopトレーニング
・Bootstrapトレーニング
・Githubトレーニング
会社員を経験してからフリーランスになるか決めればいい
会社員をやってみないと見えないものはありますし、フリーランスでは経験できないことがたくさんあります。フリーランスになるのは、会社員を経験してからでも遅くはありません。
会社員をやってみた結果、やっぱりフリーランスになりたいと思ったら独立を真剣に考えればいいのです。もう少し勉強してから独立したいと思ったら、会社員を続ればいいわけですから。
現実的な話をすると、フリーランスはいつでもなれます。フリーランスになるには、会社を辞めて、税務署に開業届を出すだけですから。
稼げるかどうかは別だけど…
問題は、フリーランスになって生き残っていけるかどうかです。フリーランスという競争の世界で仕事を勝ち取るには、経験値がものをいいます。
独立してすぐに稼ごうと思ったら、実務経験があったほうがだんぜん有利です。クライアントからすれば、経験の乏しい人より実務経験のある人に依頼したほうが安心ですからね。
それに、就職先が自分に合っているのであれば、そのまま働き続けるという選択肢も持てますよね。就職も出会いなので、いい職場に巡り合ったのなら、無理して独立する必要はありません。
会社員を経験して、「勤め人は自分に合わない。やっぱりフリーランスになりたい」と思ったのなら、働きながら着々と独立する準備をすればいいのです。
私は実務経験なしでフリーランスになったため、けっこう苦労しました。仕事がなくて困った時期があったので、私みたいな状況に陥らないように、会社員を経験し、独立後の職種に関係する実務経験を積んでおくことを強くお勧めします!
今の仕事に関係なくても人脈は大事…