Webライターはひとつの専門分野で稼ぐべきか? それとも幅広いジャンルで稼ぐべきか? と悩んでいる方は案外多いのではないでしょうか。私もWebライターになる前に専門か多ジャンルか悩みました。
冒頭で結果を言ってしまうと、私は多ジャンルで稼ぐべきだと思っています。その理由は本文で詳しく述べますが、一番の理由は収入の幅を広げるためです。
私の経験則から導き出した答えを記しているので、Webライターを目指している方はぜひ参考にしてくださいね。
Webライターの仕事内容はこちらの記事で解説しています。
【目次】
Webライターは多ジャンルの方が稼ぎやすい!
私は得意ジャンルはありますが、専門ライターではありません。でもWebライターとして十分な収入を得ています。それは多ジャンルの記事を書いているからです。
「Webライターは多ジャンルで稼ぐべき」と書くと専門では稼げないというような誤解が生じますが、そうではありません。
専門ジャンルを持った上で他のジャンルの記事も書ける状態がベストだと私は考えています。
専門がないのであれば多ジャンルで稼ぐ。いずれにしてもひとつのジャンルにこだわらず、幅広い分野で記事を書くことをおすすめします。
その理由として、専門ライターは需要がある時は収入が安定しますが、その仕事がいつ減るかわからないからです。それは多ジャンルのライターとて同じですが、書ける記事の種類が多いとひとつのジャンルの仕事が減った時に別の記事でカバーできます。
それに特定のジャンルの記事だけを書いていると、書くほどにネタ探しに行き詰まってくるのも専門ライターの難点です。
私も特定のジャンルの記事をたくさん書いてきましたが、どんどんネタがなくなってきます。毎月絞り出してようやくネタを見つけるといった感じで、正直言うとそれがライター業で一番しんどい部分です。
「記事を書こうにもネタがない」「すでに書いたネタばかりで過去記事の焼き増しになる」という状態に陥ると、記事を書くのが辛くなってくるんですよね。そういう時に他のジャンルの記事を書くとリフレッシュになるので、ライターとしての行き詰まりを回避するためにも多ジャンルの記事を書けるようにしておいたほうがよいでしょう。
【ひとつのジャンルだけで稼ぐリスク】
- ニーズ減少のリスクがある
- ネタ切れになると行き詰まる
多ジャンルで記事を書くと知識と興味の幅が広がる
これは私がWebライターをしていて一番良かったと思うことなのですが、多ジャンルで記事を書くと知識と興味の幅が広がります。
今まで関心がなかったことにも興味を持つようになれば生活も楽しくなりますし、知識が増えればそのジャンルのことを知るのがさらに面白くなってきます。それで収入も増えれば万々歳ですよね。
正直言うと、執筆の依頼が来た時は「書きたくないジャンルだなあ…」と思うこともありますが、実際に調べて書いてみると自分に合っていることがわかったり、知らなかった面白さを発見できたりします。
その中で自分がより深く勉強したいと思うジャンルがあればもっと知識を蓄えて質の高い記事を書けるようにすればいいのですし、書いてみてやっぱり苦手だと感じたらそれもひとつの成果です。
私は食わず嫌いというか知らず嫌いと言いますか視野の狭い人間だったのですが、Webライターになって様々なジャンルの記事を書かせてもらうようになってから、いろいろなことに興味を持つようになりました。
興味の幅が広がると日常生活も楽しくなります。買い物に行ってもテレビを観ていても気になったことがあればすぐ調べるので、知識がどんどん増えていき、それが記事のネタとして役立つことも結構多いです。
これまでなら見落としていたネタも拾えるようになったので、あまりネタ切れをしなくなりました。日常生活を注意して見てみれば、ネタはいろいろなところに落ちているものです。
その習慣をつけるためにも、複数のジャンルの記事を書くことをおすすめします。
「書かず嫌いは損」という考えは以下の記事でも言及しています。稼げないと悩んでいるWebライターの方はこちらの記事も読んでおいてください。
多ジャンルの記事を書けるようにしておくとリスクヘッジになる
上述したように、特定のジャンルの記事だけで稼いでいるとニーズが減少した時に収入が激減するリスクがあります。ひとつの収入源に頼るのはリスクが高いのと同じですね。
多ジャンルで記事を書いておけば、ひとつのジャンルのニーズが減っても他の分野の記事で稼げばいいのでリスクヘッジになります。収入を分散してリスクに備えるイメージです。
実際、私も特定のジャンルの記事だけを書いて生計を立てていたことがありますが、その仕事がなくなった時に収入が激減してめちゃくちゃ焦りました(^^;
似たような条件のいい案件を探しても見つからなかったので、しばらくは定収入が続いてかなりきつかったです。
そこから方向性を変えて他のジャンルの記事も書くようになったのですが、それからは安定して収入を得られるようになりました。あっちの仕事が終わったらこっちの仕事。それも終わったら次の仕事。といったように複数のジャンルの記事を書いて収入を得ています。
最初は知識の乏しいジャンルの記事を書くのはしんどいかと思いますが、調べて書いてを繰り返しているうちに知識がついてくるので、そうしているうちに自分の得意ジャンルになっていきます。それを複数のジャンルでやって収入源を分散しておくと、Webライターにとってのリスクヘッジになるというわけです。
最後に
私の経験上、Webライターは多ジャンルで稼ぐ方が収入が安定します。
専門ジャンルがあればそれをメインで稼ぎつつ、もしその仕事が減ったら別のジャンルの記事でカバーして専門で書けるように知識を蓄えていく。このやり方が一番安全に稼げる方法だと思います。
実際に私は幅広いジャンルの記事を書けるようになってから収入が安定したので、実証済みの方法です。経験を積むために多ジャンルのWebライターになることをおすすめします。