Webライターの仕事内容と仕事の進め方を現役ライターが解説、受注方法や単価相場も紹介

Webライターの仕事内容と仕事の進め方

Webライターの仕事内容って、いまいちわかりにくいですよね? どういう内容の仕事をするのか、どこから仕事をもらうのか、どういう風に仕事を進めるのかなど、全く想像がつかない方も多いのではないでしょうか。

私は、フリーランスのWebライターを7年やっていて、この業界ではそこそこ長い方です(平成23年6月開業)。時給単価は4,000〜5,000円といったところで、一日の平均労働時間は5時間くらいでしょうか。特別な資格は持っていませんし、高い文章力があるわけではないですが、Webライターとして十分な収入を得られています。

Webライターの仕事に興味がある方、Webライターを目指している方のために、現役ライターが仕事内容や仕事の進め方を詳しく解説します!

Webライターという職種と仕事内容

Webライターは、Web上に公開する記事を書く人のことです。新聞や雑誌などのマスメディアのライターとは異なり、Web媒体を専門に記事を書きます。

職種で分けるとライター業になりますが、新聞や雑誌のライターと区別するために、Webライターと呼ぶことが多いです。

Webライターに特別な資格は必要ありません。Webライティング(Web媒体での執筆)を仕事にしていれば、誰でもWebライターを名乗れます。

Webライターという職種が生まれたのはここ10年くらいで、一般的な知名度はまだまだ低く、どういった職種なのかご存知ない方、そもそも、そういう職種があることをご存知ない方が多いようです。

Webライターの仕事内容

Webライターが書く記事の内容は、依頼される記事のテーマによります。特定の分野を専門にしているWebライターであれば、そのジャンルの記事がメインになりますが、多ジャンルのWebライターであれば、クライアントから依頼される記事のジャンルはさまざまです。

私は多ジャンルの記事執筆を請け負っているので、幅広いテーマの記事を書いています。これまで書いたことのあるジャンルは、住宅関係(リフォームが中心)、マーケティング、ビジネス、フランチャイズ、起業、エンジニア、チャットボット、RPAなどです。

記事を発注してくれるクライアントについては後述しますが、SEO会社から受注をすることが多く、そのSEO会社がどんな企業から依頼を受けているかによって、記事のジャンルが異なります。

たとえば、このサイトは個人で運営していますが、企業が運営する自社サイト(オウンドメディア)に掲載している記事は、Webライターが書いていることが多いです。受注元については後述しますが、Webライターの仕事内容は、Web媒体に掲載する記事の執筆がメインとなります。

Webライターとして稼ぐために必要なスキルは、以下の記事で詳しく解説しています。

WebライターとSEOの関係

では、なぜWebライターに記事が発注されるのでしょうか?

これにはSEOが大きく関係しています。

SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、Googleをはじめとする検索エンジンの検索結果において、上位表示されるための施策のことです。Yahoo!JAPANはGoogleの検索システムを採用していますし、Bingの利用者は少ないので、実質的にSEO=Google対策となります。

Googleは、200項目以上のアルゴリズムで検索順位を決定していると言われているのですが、一部は公開されているものの、ほとんどは非公開です。アルゴリズムはSEOの専門家によって分析されていますし、検索すれば情報が多数出てくるので、公式では非公開でも情報には事欠きません。

Googleは、記事の質や検索キーワードとの関連性などから検索結果を決定しているのですが、アルゴリズムの進化によって年々精度が上がっています。私がライターを始めた頃はまだGoogleの検索エンジンの性能が低く、低品質な記事でも上位表示できましたが、現在は性能が上がり、質の高い記事が上位に表示にされるようになりました。

「質の高い記事が評価される」というのが現在のSEOの最重要ポイントで、業界ではコンテンツSEOと呼ばれています。検索する人にとって読む価値のある記事を書くことにより、検索結果で上位表示を達成するのがコンテンツSEOの目的です。

SEO会社は、依頼を受けたクライアントのサイトを、コンテンツSEOの施策を行うことで上位表示を狙うのですが、そのためには質の高い記事が必要となります。その記事を書くのがWebライターの役割、というわけです。

SEOも変化するので、数年先はどうなっているかわかりませんが、Googleは創業時から「ユーザーの利便性を第一に考える」ことを企業理念として掲げているため、検索ユーザーにとって価値のある記事を書き続けていれば、生き残っていけるでしょう。

Googleが掲げている理念は、「Googleが掲げる10の事実」として公開されています。これはWebライターの仕事をする上で、必ず理解しておくべきことなので、最低でも3回は目を通してください。

Webライターはどこから仕事をもらう?

Webライターが仕事を受注する先は、大きく分けると3つあります。

  • SEO会社から受注
  • 企業から直接受注する
  • クラウドソーシングで受注する

SEO会社から受注

Webライターの仕事で最も多いのは、SEO会社からの発注で、私もほとんどの記事をSEO会社から依頼を受けて書いています。SEO会社は企業から自社サイトのSEO施策を依頼されるわけですが、記事の執筆はWebライターに発注することが多いです。

このケースでは大元の依頼主はSEO会社に依頼した企業ですが、Webライターにとっての依頼主はSEO会社となります。なので、報酬はSEO会社から支払われますし、単価交渉をする相手もSEO会社です。

実は、SEO会社からの受注は安定して稼ぐのに向いています。

SEO会社はいろいろな企業から受注しているので、ひとつの案件が終わっても、また別の案件を依頼してくれることが多いです。SEOを意識した記事を書けるWebライターは意外と少ないので、SEOをWebライティングの知識があれば重宝してもらえます。

企業から直接受注する

企業が自社でオウンドメディアのSEO施策を行っている場合、SEOを自社で行い、記事をWebライターに外注します。私もこのケースで受注したことがありますが、直接受注したほうが単価が高いケースが多いです。

SEO会社を通していない分、単価を高く設定できますし、企業側もSEO会社に依頼料を払わなくて済む分、Webライターに投じる費用を多く確保できるのでしょう。

企業から直接受注する場合、SEOの専門知識があったほうがいいですね。SEO込みで受注できれば、高単価での受注が期待できますし、単価アップの交渉もしやすいです。

ただ、一社専属になると、その契約が切れたときに収入が激減するリスクがあります。高単価だからといって一社に限定せず、収入分散のために、複数社から受注しておいたほうがいいですね。

クラウドソーシングで受注する

クラウドソーシングは、ネット上で仕事を受発注できるサービスです。クラウドソーシングは仕事を仲介するサービスですが、実際はSEO会社から受注、または企業や個人からの受注となります。

フリーランスが案件を探したり、主婦の方が在宅でできる副業の案件を探したりするのに利用していて、Webライターの案件も豊富にあるので、フリーランスは登録必須です。

しかし、クラウドソーシングを介して仕事を受注すると、手数料がかかるのがデメリットとなります。手数料は報酬の数%ですが、これはフリーランスにとって結構大きな出費です。クラウドソーシングは、もともとの単価が高くない案件が多く、その上で手数料を差し引かれるので、大きく稼ぐのには向いていません。

それに、クラウドソーシングを介して出会ったクライアントと直接受発注をするのは規約で禁止されているので、その点も注意してください。

正直に言うと、クラウドソーシングはフリーランスの初心者向けです。クラウドソーシングだけで生計を立てている方もいますが、その実力があるなら、SEO会社や企業から受注したほうが稼げます。

とは言え、クラウドソーシングは未経験や経験の浅いフリーランスでも応募できる案件が多数あるので、初心者にとっては非常に助かるサービスです。報酬の支払いも仲介してくれるので、サービスとしてはよくできています。

未経験からWebライターを始めるのであれば、クラウドソーシングで経験を積むことをおすすめします。

クラウドソーシングの仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。

Webライターの仕事の進め方

Webライターに仕事の進め方は案件によるので一概には説明できませんが、私が実際にSEO会社から受注しているケースがご紹介します。

SEO会社から発注される仕事内容もいくつかあるのですが、一番多いのは、指定されたテーマに沿って記事を書く仕事です。

  • 1:SEO会社がキーワードを選定、仮タイトルと記事構成のサンプルを作成
  • 2:Webライターに発注
  • 3:指定キーワードを入れた記事を作成
  • 4:記事タイトルと記事構成は、内容に応じて適宜調整

まず、SEO会社がキーワードを選定し、記事構成の大枠を作ってWebライターに記事を発注します。記事構成のサンプルはなく、仮タイトルとキーワードだけ指定されることも多いです。

記事構成が指定されていない場合、自分で一から構成を考えて記事を書いていきます。記事構成のサンプルがある場合でも、実際の構成はWebライターに一任されることが多いので、記事内容に応じて調整して構いません。

記事構成はWebライターの技量の差が現れる部分で、見出しでSEOと読みやすさを意識することが大事です。最初のうちは、記事構成を考えるのに時間がかかると思いますが、経験を積んで慣れていけば、キーワードと参考URLを見ただけで、だいたい頭の中でイメージできるようになります。

キーワード選定と記事構成から、まるごと依頼されるケースもあります。

  • 1:指定のサイトに合ったキーワード選定と記事構成を依頼される
  • 2:Webライターがキーワードの選定と記事構成を考える
  • 3:SEO会社に確認しOKが出れば、その内容で記事を書く

SEO会社から、「このサイトのテーマに合致したキーワード選定と記事構成をお願いします」と依頼が入った場合、競合調査ツールや関連キーワード取得ツールなどを使用し、検索されそうなキーワードを洗い出します。そのキーワードに沿って、記事構成を考える、というのが基本的な流れです。

選定したキーワードと記事構成をSEO会社に確認してもらい、OKが出ればその内容で記事を書き進めます。このケースでは、自分で記事構成を考えているので、執筆時に記事構成を考える手間が省けるので、仕事の進め方としては効率的です。

キーワード選定と記事構成のサンプルを考案するのも仕事の一貫なので、この作業に対しても報酬が発生します。私の場合、1つの記事案に対する報酬と、作業時間に応じて時給換算での報酬をいただいています。

Webライターとして一歩上のレベルに進むには、キーワード選定と記事構成の考案ができるようにしましょう。これができるようになれば、報酬アップが期待できます。

Webライティングにはマナーがあるので、初心者の方は以下の記事を読んで、覚えてくださいね。

Webライターの単価相場

Webライターの単価相場は、非常にわかりにくいです。1文字1円の低単価の案件もあれば、1文字5円の高単価の案件もあります。

私は1文字2円が基本ですが、キーワード選定や記事構成から依頼されることが多いので、トータルの単価はそこそこ高いほうです。

たとえば、1文字2円でも2,000文字の記事を受注した場合、1時間で書けば時給単価は4,000円になります。私は記事を書くのは早いほうなので、時給単価は4,000〜5,000円くらいです。

ただし、これは経験を積んでからの話で、初心者のころは1記事に書く時間が長くなりますし、1文字1円くらいが相場となるので、時給単価はかなり下がります。案件によっては、もしかしたらアルバイト並みの時給単価になるかもしれません。

初心者のころは低単価の仕事が中心になるので、正直きついです。1文字1円以下の案件もざらにあります。

初心者であれば経験と割り切るしかなくて、低単価でも将来の稼ぎにつながりそうな案件であれば、積極的に受注していきましょう。

低単価であっても、記事を書くのが早ければ時給単価は上がります。難易度が低い記事や知識があるテーマであれば、早く書けるでしょう。

私は、Webライターになる前に執筆速度を上げる努力をしました。そのおかげで1記事にかかる時間が短くなり、効率よく稼げるようになったのです。

執筆速度が早く、かつ高単価の案件を受注できれば、時給単価5,000円以上も夢ではありません。時給単価5,000円なら、一日4記事、4時間の作業で20,000円稼げますからね。そのレベルに達すれば、Webライターとして大成したと言えるでしょう。

Webライターの需要と将来性について、別記事で書いています。こちらもあわせてどうぞ。

最後に

Webライターの仕事は、ユーザーにとって読む価値のある記事を書くことが大前提です。その上でSEOを意識することにより、検索結果で上位表示を達成できる、優れた記事になります。

Webライターの仕事自体は特別な技術を必要とされるわけではありませんが、この先、10年、20年と生き残っていくためには、SEOだけでなく、Webマーケティングやセールスライティングの知識・技術が必要です。

Webライターの仕事に興味を持たれたのであれば、まずは自分のブログを立ち上げて、記事を書いてみてください。文章を書く仕事が向いているのかを確かめるためにも、案件に応募する際のアピール材料にするためにも、自分のブログは必要です。

執筆:モジャイダー






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