これ、両方とも私の心の声です。在宅ワークは仕事のモチベーションが上がりにくいのが悩みで、日によっては一日なにもせずに過ぎることも…。
もともと意思が弱い人間なので、在宅ワークだと自分に甘えてしまうんですよね。わかってます、ダメなのは。これじゃいかんと思い、仕組みで管理するようにしました。
私が実践しているモチベーション管理の仕組みをいくつかご紹介します。在宅ワークで仕事のモチベーションが上がらず悩んでいる方は、ぜひ参考に。
【目次】
自分の意志力を信じてはいけない
この記事を読んでいるあなたは、おそらく私と同じ意思の強くない人でしょう。もしくは自己管理ができない人。だって、意思の強い人や自己管理ができている人は、この記事を読まないでしょうから…。
のっけから失礼なことを言ってしまいましたが、私も意思が弱く自己管理ができてない人間なので、同じ悩みをお持ちかとお見受けします。
在宅フリーランスを8年以上やっている私が感じたのは、「自分の意志力を信じてはいけない」ということ。「今日からちゃんと自己管理をするぞ!」と決めても、続いた試しがありません。
なぜうまくいかないのか? 答えは簡単。意思が弱いのがわかっているのに、意志力に頼ろうとしているからです。
意思の弱い人間が、今日から頑張ると決めて続くわけがありません。それができるなら、とっくにやってます。昨日までできていなかったことが、今日、急にできるわけないです。
日々の習慣によって、徐々に意志力を高めることはできるでしょう。しかし、私のように、根本的に意思が弱い人は、自分の意志力を信じてはダメです。「やるぞ!」と決めたその日はやる気に満ちていても、翌日にはやる気は半減しているでしょう。
でも大丈夫です。意思が弱い自覚があるなら、対策を打てます。仕組みで管理してしまえばいいのです。意思の弱さを嘆いても現状は変わらないので、うまく管理する仕組みを作ってしまいましょう。
仕事のモチベーションは仕組みで管理する
では、意思が弱い人間は、どうすれば仕事のモチベーションや自己管理ができるようになるのか?
その答えは、仕事に着手しやすい仕組みを作ること。仕事のモチベーションは、意志力に頼るのではなく、仕組みで管理するのです。
15分仕事→5分休憩のサイクル
無理にモチベーションを上げるのではなく、仕事に着手するハードルを下げてみましょう。ひとつの例として、私が実践している「15分仕事→5分休憩のサイクル」での管理方法をご紹介します。
やり方は簡単です。スマホでタイマーを用意して、15分だけ仕事をすると決めます。15分経ったら、必ず5分休憩する。そして、次の15分で仕事を再開。そしてまた5分休憩。これを繰り返すだけです。
とりあえず15分だけ仕事をすると考えれば、取り掛かりやすくなります。休憩を挟むのも集中力を持続するのに必要なので、15分仕事→5分休憩のサイクルを仕事に着手する仕組みにしてしまいましょう。
25分の作業サイクルで仕事を効率化する「ポモドーロ・テクニック」の短縮版で、モチベーションが上がらないときは、この方法で仕事に取り掛かりやすくしています。
詳しくは、こちらの記事で解説しているので、具体的なやり方をご覧になってみてください。
スタンディングワーク
上記はあくまでもひとつの方法で、自分にとって仕事に着手しやすい仕組みであればなんでも構いません。ほかにはこういう方法もあります。
それは、スタンディングワークという方法。スタンディングワークは、立って仕事をするやり方です。
座りっぱなしだと、仕事の切り替えがしにくいですし、血流が停滞して頭がうまく回らない状態になります。姿勢が悪いとさらに血流が悪くなりますし、肩こりや腰痛で集中力が削がれてしまうのも仕事のモチベーションが上がらない原因です。
立つことで仕事のスイッチが入りやすくなり、血流が良くなって脳に血液が巡って頭が働きやすくなります。
スタンディングワークをするメリットは、別記事で詳しく解説しています。
在宅フリーランスを8年やってて思うのが、意思の力による自己管理より、仕組み作りのほうが効果的だということ
意思力に頼るとその日のやる気に左右されてしまうから、仕事に着手する仕組みを作ってしまう
私の場合、15分仕事→5分休憩のサイクルを決めて仕事に取りかかりやすくしている
— モジャ@フリーランス8年目のライター (@MojamojaRider) 2019年5月4日
1〜2時間だけカフェやコワーキングスペースで仕事する
家だと仕事のモチベーションが上がらないときは、もう外へ出ちゃいましょう。カフェやコワーキングスペースに行けば、否応なしに仕事モードに入りますから。
なにも丸一日、外で仕事をする必要はありません。1〜2時間だけ外で仕事をしてモチベーションを上げて、帰ってから続けて仕事をすればいいのです。
仕事のモチベーションを上げるには「動く」のが大事で、家に居ても仕事に取りかかれないのなら、一回外に出ましょう。別に散歩するのでも構いません。体を動かせば血流が良くなり、頭も働きやすくなるでしょうから。
近くに電源のあるカフェやコワーキングスペースがない場合は、スマホからタブレットだけ持ってカフェに行ってみましょう。調べ物くらいならスマホでもできますし、仕事の内容によってはアプリでもできますから。
私は、カフェでノートPCを広げて仕事をするのは気後れするので、タブレットだけ持って行って、1時間くらい仕事することがあります。タブレットで必要な資料を集めて、あとは帰ってからそれを記事にするだけなので、家での仕事が楽になります。
外に出るのも、仕事のモチベーションを上げる仕組みづくりのひとつです。
カラオケで仕事をする
家だとモチベーションが上がらない、でもカフェやコワーキングスペースで仕事するのはちょっと…というときは、カラオケでの作業がおすすめです。
昼間のフリータイムなら料金が安いですし、集中力が落ちてきたら歌ってリフレッシュできるので、私もときどき一人で利用しています。ほかの部屋の歌声が気になるのと、部屋によってはタバコ臭いのがデメリットですが、人目や席の長時間専有を気にしなくて済むのでカフェやコワーキングスペースより利用しやすいです。
電源やWi-Fiを完備しているカラオケが増えているので、ノートPCさえ持っていけば仕事ができます。一人カラオケは、一回目さえ勇気を出して経験すれば、二回目からは気にならなくなりますから。
他の部屋の音が気になる方は、耳栓かイヤホンを持っていくといいですよー。
カラオケで仕事をするメリットは、こちらの記事で解説しています。
最後に:人の意思は弱いもの
在宅ワークは人の目がないので、どうしても自分に甘くなってしまいます。自己管理ができていないと、「なんて自分はだらしがないんだ…」と自己嫌悪に陥るときがありますが、人の意思は弱いものです。急に意思を強く持とうとしても、簡単にはいきません。
現状を変えるには、意思が弱い自分を否定するのではなく、意思が弱いことを自覚することが大事です。自分の弱さがわかれば打つ手も変わってきます。今回紹介したように、仕組みの力でモチベーションを管理するのもひとつの方法です。
私は自分の意思が弱いとわかっているので、「15分仕事→5分休憩」のサイクルで仕事のモチベーションを管理するようになりました。とりあえず15分だけ仕事をするようにすれば、そのあとはいい意味でずるずると作業を続けられます。
仕組みはなんでもいいんです。自分にとって楽に仕事に取りかかれる仕組みであれば。仕事のモチベーションを上げるのに苦労している方は、自分に合った仕組みを探してみてください。