私はかなり内向型の人間なので、その気持がよくわかります。
在宅フリーランスを8年やっているのですが、内向型の性格の私によく合っている働き方だと思っています。基本的に家で一人で仕事しているので、人と会うことはほとんどありません。
内向型だからと言って、別に人嫌いというわけではないでしょう。たぶん、人と会うと疲れてしまう、というのが一番の悩みだと思います。私も人と話すのは好きですが、気を遣ってしまうので、大勢の人と関わるのは苦手です。
この記事では、内向型の人間が在宅フリーランスやリモートワークで仕事をするのが向いている理由を、在宅ワーク歴8年の私の経験を元に解説します。今は在宅でも仕事がしやすい時代なので、会社勤めから離脱したいと考えている内向型の人は、この記事を参考に働き方を考えてみてください。
- Web系の仕事は在宅ワークがしやすいから内向型に向いている
- 在宅フリーランスは営業をしなくても仕事を受注できる
- 正社員として働きつつ自宅で仕事をしたいならリモートワーク
【目次】
内向型の人間は在宅フリーランスが向いている
「多くの人と関わるのが疲れる…」
「人目を気にしすぎて疲れてしまう…」
内向型の方はこういったことで悩んでいるのではないでしょうか?
私も内向型の人間なのでよくわかるのですが、必要以上に周りの目を気にしすぎてしまうので、人がたくさんいる職場は疲れるんですよね…。少人数なら大丈夫なのですが、職場も飲み会も大人数は苦手です。
私のような内向型の人間は、在宅フリーランスが向いています。なぜなら、在宅ワークなら直接的に人と関わることが少なく、自宅で自分のペースで仕事をできるからです。
一口にフリーランスと言っても職種はさまざまで、エンジニア・プログラマー、デザイナー、ライターをいったWeb・IT系の仕事から、フリーのアナウンサーや個人事務所を持っている弁護士や税理士といった士業もフリーランスになります。
私が向いていると思うのは、Web系のフリーランスです。職種例を挙げると、Webデザイナー、Webクリエイター、Webライター、Web編集者、Wehディレクター、Webマーケターなど。
内向型でも在宅フリーランスになれる理由
Web系の仕事は、チャットツールやコレボレーションツールといったオンラインツールがあれば、離れた場所にいる相手と仕事のやり取りができます。WebライターやWebデザイナーといったWeb系のフリーランスは、在宅で仕事をされている方が多いです。
クライアントとの仕事のやり取りは、基本的にチャットツールを使います。仕事の9割はチャットツールを通してやり取りをするので、クライアントと直接会うことはほぼありません。
外注をする時もチャットツールを使ったり、クラウドソーシングを使ったりするので、会ってやり取りすることはほとんどないです。チャットは気楽なのでいいですよ。
こういった理由から、内向型の人は、自宅で仕事ができる在宅フリーランスが向いています。
内向型でもフリーランスになれる(なれた)
「フリーランスは自分で仕事を取らないといけないから、内向型には向いてないのでは?」
「フリーランスはコミュニケーション能力が高くないと難しそう」
そう考えている方は多いかと思います。
バリバリに営業して仕事取れる人じゃないと食べていけない、コミュ力が高い人がフリーランスになる、と思っている方は多いことでしょう。
私の意見は真逆で、内向型の人間ほどフリーランスが向いていると思っています。
その理由をこれから説明しますね。
まず、仕事を取る方法ですが、フリーランス向け求人サイトやクラウドソーシングを使えば、営業せずとも仕事を取れます。
私は8年フリーランスをやっていますが、これまで一度も営業をしたことはありません。フリーランス向け求人サイトで案件を探すのですが、それだけで十分な収入を得られるだけの仕事を受注できています。
これで、内向型の人が不安に感じる「仕事を取る」という課題がひとつ解決できました。
次は、仕事のやり取りに対する課題の解決方法です。
これは先ほどお話しましたが、在宅フリーランスは、クライアントとの仕事のやり取りにチャットツールやメールを使います。たまにオンライン会議をしますが、ほとんどチャットでしかやり取りをしません。
チャットであれば、対面での会話が苦手な内向的な人でも、コミュニケーションをとれます。
私も自称・コミュ障なので、対面だと緊張してうまく話せないですが、チャットなら考えてから打てるので、対面よりスムーズにコミュニケーションが取れます。たまにWeb会議をすることがありますが、普段からチャットでやり取りしているので、それはあまり緊張しません。
というわけで、仕事のやり取りの課題もクリア。内向型でコミュニケーションが苦手でも心配ありません。
ね? 内向的でも意外といけそうな気がしてきませんか?
たしかに、フリーランスは独力で仕事を取ったり、クライアントと交渉したりしないといけないので、大変の部分はありますが、それは経験を積めばなんとかなります。
私は根っからの内向型なので、開業した時は不安がたくさんありましたが、自分の力で生計を立てると腹をくくれば気持ちも変わるものです。
今でも内向型であるがゆえにコミュニケーションがしんどいと感じることはありますが、在宅で仕事をできるという恵まれた環境にあるので、これ以上の贅沢は言えません。
フリーランスがクライアントとの仕事でよく使うツール
ついでなので、フリーランスがクライアントとの仕事でよく使うツールをまとめて紹介しておきますね。
フリーランスとの連絡にチャットツールの「Chatwork」を使っているWeb系の会社が多いですね。エンジニアやプログラマーだと、「Slack」が人気です。
オンライン会議には、「appear.in」や「Googleハングアウト」など使います。オンライン会議にはWebカメラが必要ですが。
あとは、クライアントのパソコンにあるデータを閲覧したい時は、「Team Viewer」というリモートデスクトップソフトを使います。これは遠隔でコンピュータ端末を操作できるソフトです。
Web系の仕事はリモートワークがしやすい
もうひとつ、内向型が人が取れる選択肢があります。それはリモートワーク!
リモートワークは、社員として雇用されているけれど、出社せずに仕事ができる働き方です。会社以外の場所、たとえば、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで仕事ができます。
Web系やIT系の会社はリモートワークを採用が進んでいて、徐々に導入企業増えています。
「フリーランスは収入が不安定そうだから、できれば社員として働きたい」という方には、リモートワークがおすすめです。
社員としての収入の安定さを確保しつつ、自宅で仕事をすることで内向型の性格の悩みを解決する。それがリモートワークの良さ。
実際に、私がお世話になっているWebマーケティング会社のクライアントの社員さんは、リモートワークで働いている方が多いです。オフィスはありますが、フルリモートでの働き方が基本なので、オフィスに誰もいない日もあるとのこと。
Webディレクション、Webデザイナー、Webエンジニアといった職種の社員がいらっしゃいますが、みなさんリモートワークで働いています。
クライアントの社員さんもほとんどリモートワーク
社員さん同士はチャットで連絡をしているので、出社の必要がないようです。私も社員さんとはチャットで仕事のやり取りをしているので、直接お会いしたことがない方がほとんど。
このように、リモートワークは、正社員での被雇用と自宅での仕事を両立できる働き方です。
求人サイトで「リモートワーク」や「在宅勤務」というキーワードで検索すると、たくさん求人募集がヒットします。 もちろん正社員の募集で。
試しに、転職サイトのdodaで「リモート」の条件で検索してみると、数百件ヒットしました。「リモートワークOK」の条件で募集している企業は多いですね。
リモートワークで働いて見たい方、リモートワークの求人に興味がある方は、dodaで条件検索してみてください。
内向型の人間にとって一人で仕事をするのは気楽
在宅フリーランスを8年やっていて思うのは、一人で仕事をするのはとても気楽だということ。家で自分のペースで仕事ができるのは、この上なく恵まれた環境だと感じています。
在宅フリーランスを8年もやってこれたのは、クライアントに恵まれたというのも大きいですね。ほんとにお世話になっています。
フリーランス向け求人サイトやクラウドソーシングを使えば、営業をしなくても仕事を取れるので、その点はあまり心配しなくて大丈夫です。内向型でコミュ障、しかも人見知りというコミュ力が低い私でもフリーランスをやっていけているのですから。
働き方が多様化しているので、会社勤めに縛られず、在宅フリーランスやリモートワークという選択肢も考えてみてくださいね。
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それはそれで孤独だけど…