フリーランスとして独立開業する前に自問自答すべき7個の質問

フリーランスとして独立開業する前に自問自答すべき質問



フリーランス人口は右肩上がりで増えているそうですが、生計を立てられずに廃業するフリーランスも多いのが現状です。
手続き的にフリーランスとして開業するのはすごく簡単なのですが、生活できるほどの稼ぎを得られないと廃業を余儀なくされてしまいます。
廃業の原因はいろいろあると思いますが、私は開業前にひとつの原因があると考えています。
そこで、フリーランスとして独立開業する前に自問自答すべき7個の質問を用意しました。
本当に今フリーランスとして開業すべきなのか?
ちゃんと準備は整っているのか?
希望的観測を交えず、正直に自問自答をしてみてください。

質問1:フリーランスのリスクを理解しているか?

フリーランスは会社員よりもリスクがある働き方です。
終身雇用が崩壊した現在では会社員とて安心できるわけではないですが、翌月急に仕事を失うなんてことはめったにないですよね。
ところが、フリーランスは翌月から急にクライアントから仕事が来なくなる可能性が充分あります

納品物に満足してもらえなかった、クライアントの意向が変わって案件自体がなくなった、もっと安くで引き受けてくれるフリーランスに依頼することになったなど、仕事が来なくなる理由はさまざまです。
一回限りのおつきあいのクライアントもたくさんいます。
それは納品物のクオリティがクライアントの望むもの以上ではなかったのでしょうから、自分の実力のせいですが。

仕事量が予定よりも少なくて収入が下がる月もあります。
給料制なら毎月の収入は変動しませんが、フリーランスの月収はよく変動します。
頑張って働くほど月収は増えますが、そもそも増やせる仕事がなければ稼ぎたくても稼げません。

フリーランスはそうした翌月から仕事が来なくなったり、収入が下がったりするリスクを常に背負っています。
リスクがあってもフリーランスとして働く覚悟があるのか、これはよく考えておくべきです。

質問2:しばらく無収入でも生活できるだけの貯金はあるのか?

開業しても仕事がなければ無収入状態になります。
先ほど書いたように、前月の仕事がなくなった時も無収入になる可能性があります。

フリーランスとして開業するなら、しばらく無収入でも生活できるだけの貯金が必要です。
貯金で生活費をカバーしつつ、発注してくれるクライアントを探します。
すぐにいいクライアントが見つかればいいのですが、未経験だとなかなかそうもいきません。
報酬が支払われないリスクもあるので、あるていど貯金をしておかないと生活ができなくなります。

仕事がないと生活費を稼ぐためにバイトをしようかと考えてしまいますが、本業に全く関係のないバイトをしてしまってはフリーランスとして開業した意味がなくなります。
経験として本業に関係のあるバイトをするのもアリですが、バイトが長くなるほどそこから抜け出せない状態に陥ってしまいます。

私の考えとしては、仕事がない時は仕事探しをしつつ、スキルアップや知識を広めることに時間を費やし、フリーランスとして生計を立てるための礎を築いておくべきだと思います。
そうしたくても、しばらく無収入でも生活できるだけの貯金がないとそれもできません。
私も仕事が減って生活が苦しかった時期にバイトすることを考えましたが、それだとフリーランスとしての働き方がブレてしまうので、貯金を崩しながら次の仕事につながるようにスキルアップに時間を費やすことにしました。

そうした無収入や収入減のリスクに備え、あるていど貯金がある状態で開業した方がいいと思います。

質問3:その仕事で10年食っていけるのか?

今は波に乗っている仕事でも、10年後には大幅に仕事が減っているかもしれません。
10年後の市場を完全に予測するのは難しいですが、10年以内に下火になる可能性がある仕事はリスクが高すぎます。
私は以前に某CDショップの契約社員として働いていたのですが、CDの売上はみるみる減っていたので、この業界で10年働くのは厳しいと思って職を変えることにしました。
できればCDショップで働き続けたかったのですが、業界が厳しい状態になってしまっては仕方がありません。

Webの世界は移り変わりが早いので10年後にはどんな仕事が必要とされているのかは分かりませんが、その仕事を最低でも10年続けられないと次のステップの準備もできません。
10年の間にその業界でのし上がるための実力をつけつつ、リスク分散として他の仕事の可能性も探っておいた方がいいでしょう。

私は開業して3年目にSEOの大きな変動の影響を受けて収入が大幅に減ったのですが、今思えば予測と準備をしていれば対応できたことだと思います。
今の生活費を稼ぐことで精一杯で、この仕事で10年食べていけるかなんて考えていませんでした。
運良く生き残ることができましたが、運が悪ければ廃業していたかもしれません。
結果的にWebライターという仕事は私に合っていたので良かったのですが、今思えばちゃんと先を見据えて仕事を選ぶべきだったと思います。

質問4:税金と経理(簿記)のことを勉強したのか?

フリーランスは自分という会社を経営している経営者なのですから、最低限の会計知識を持っておくべきです。
ゆくゆくは税理士に任せるにしても、会計ソフトを使うにしても、税金と経理の知識がないといろいろ損をします。

たとえば、本来なら経費にできるのに、知識がないがゆえに経費に計上しなかったら節税のチャンスを逃すことになります。
自分が稼いだお金と経費や税金として出ていくお金の流れをきちんと管理していないと、無駄な部分や非効率な部分に気づくことができません。

別に税理士や会計士レベルまで勉強する必要はありませんが、簿記を勉強して貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を読めるようにしておいた方がいいです。
財務諸表を読めれば自分の財務状況だけでなく、他社の財務状況も読むのにも役立ちます。
報酬の未払いトラブルに遭わないためにも、この会社は経営が順調そうだなとか、この会社は表向きは良さそうに見えるけど経営が苦しそうだなとか、そういったことを財務諸表から読み取れるように勉強しておきましょう。

ちなみに私は開業前に簿記2級の資格をとりました。
簿記2級ていどでも会計に役立っています。
別に資格を取る必要はないのですが、資格を取るという目的があった方が勉強に身が入ります。

質問5:仕事のあてはあるのか?

仕事のあてもなく開業するのは危険です。
確実とまでは言わなくとも、何かしらあてがないと開業しても仕事がない状態になってしまいます。
開業すればなんとかなるだろうと甘い考えで始めるのは危険です。

私の場合、継続して高報酬が見込めそうな案件に出会ったタイミングで開業することにしました。
Webライターとして地道に経験を積みながら生活できるだけの収入を得られる案件を探し、これならいけそうだと思ったので開業を決意しました。
運が良かったのもあるのですが、Webライターで食べていくのが難しそうなら別の仕事を探すつもりでした。
フリーランスになりたくても仕事がなければ生活していけないので、仕事ありきで開業すべきかを考えた方がいいと思います。

質問6:責任を負うのはすべて自分だということを理解しているか?

会社員ならミスをしても上司や他の社員がカバーしてくれますが、フリーランスは誰もかばってくれません。
責任を負うのはすべて自分で、ミスをしたりいい加減なことをしたりすれば信用を失って一気に仕事を失います。

もちろん会社員であれフリーランスであれ、雇用形態に関わらず自分の仕事には責任を持たなければなりませんが、フリーランスは全責任が自分にのしかかってきます。
一度引き受けた仕事ができないからといって他の人に頼ったりできませんし、体調を崩したからといって納期を遅らせたりするわけにはいきません。

制作物のクオリティに対する責任もありますし、結果を求められる責任もあります。
そうした仕事に対する責任はプレッシャーとなってのしかかってきます。
自分一人で責任を受け止める覚悟がないのなら、フリーランスになるべきではありません。

質問7:相談できる上司がいないが大丈夫か?

会社だと困った時に相談できる上司がいてくれるのは非常に心強いものです。
やいやい口うるさい上司でも、いざという時は自分より経験のある上司に相談できるという安心感があります。

その一方、フリーランスは相談できる上司がいません。
メンターと呼べる先輩フリーランスがいたり、フリーランスをしている知人が周りにいれば相談に乗ってくれるでしょうけれど、多くのフリーランスが一人で問題解決をしています。

かくいう私も周りにフリーランスがいない、というかコミュ障で人見知りなので人脈が広がらず、相談できるフリーランスの知り合いがいない状態です。
お世話になっているクライアントには仕事のことで相談に乗っていただけるので非常にありがたいのですが、フリーランスとして相談できる相手はいません。
何か問題が発生したら、基本的に自分で解決します。

一番困ったのはある日突然パソコンがぶっ壊れたことですが、HDDは破損しておらず、サブのパソコンがあったのでなんとか凌ぐことができました。
アフィリエイトに関しても相談できる相手がいないので一人で悪戦苦闘しています。

相談できる相手がいるって、ありがたいことですよ。

まとめ:それでもフリーランスになりたいなら

ここまで読んで、それでもフリーランスになりたいなら、もう決心は固まっているということでしょう。
この記事を読んで心が揺らぐようであれば、考え直した方がいいかもしれません。

フリーランスは実力社会ですので、仕事のできないフリーランスはどんどん切られていきます。
性格的な向き不向きもあります。
フリーランスで生計を立てられるポテンシャルを持っている人は、どんな仕事を経てもフリーランスにたどり着くでしょう。

6年フリーランスをやっている私でもまだまだひよっこです。
この先どうなるか分かりませんが、人生をかけてフリーランスという働き方を選んだ以上、道をそれることはしたくありません。
フリーランスとして開業する決意が固まったなら、あとは邁進するのみです!







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