フリーランスが単価を上げる方法:未経験から食ってけるようになるためにすべきこと

フリーランスが単価を上げる方法

単価は仕事によってまちまちで、割のいい単価の仕事もあれば、正直キツイ単価の仕事もあります。キツイ単価のままだと収入が上がりませんし、モチベーションも下がってしまうので、なかなか生活が楽になりません。

単価を上げるにはどうしたらいいのか、と悩んでいるフリーランスは多いことでしょう。ありたいことに開業したてのころより随分単価が上がったので、どのように単価を上げていったのか、具体的に解説します。

単価に見合わない仕事は辛い

単価と仕事内容が見合っているかどうかは自分の捉え方次第なので難しいところですが、単価に見合わないと感じながらする仕事は辛いものです。こんなに時間をかけたのに、これだけしか稼げていない…と考えると、次の仕事が余計に辛くなってくるんですよね。

ただ、経験が浅かったり、開業したてのころは単価の安い仕事をせざるを得ないときがあります。私は未経験からWebライター業を始めたので、最初のころは単価が安いなと思う仕事でも引き受けていました。

しかし、それではいつまで経っても収入が増えませんし、それどころか安い単価で仕事をしてくれるフリーランスと思われている状態では、働けども働けども生活が楽になりません。

仕事を途中で投げたことはありませんが(当たり前だけど)、「割に合わねーーー!!」と心の中で何度叫んだことか。今振り返ると、よくあの単価で引き受けたなという仕事もありました。

その辛さから脱却するには、単価を上げるしかありません。

代わりがいるレベルでは単価は上がらない

これぐらいの仕事をやってくれる人は他にもたくさんいる、と思われているようでは単価を上げるのは難しいです。だって、代わりは他にもいるのですから、わざわざ単価を上げてまで頼もうとは思わないですよね。

私も開業したてのころは多分そんな感じだったのでしょうね。ダメなら他のフリーランスに依頼すればいいかというレベルの。

今も人に自慢できるほど突出したスキルを持っているわけではありませんが、少なくとも経験を積み重ねた分は自分の価値が上がっているのではないかと思います。

“代わりが見つかりにくい存在”になる

ではどうすれば単価を上げられるのか?

代わりが見つかりにくい存在“になることが重要だと私は思います。
つまり、”稀少性“が大事なんです。

「この仕事を頼めるフリーランスは他にいない」とクライアントに知ってもらえれば、単価交渉の余地が生まれます。

別にオンリーワンになる必要はないですし、一番である必要もありません。代わりがいないオンリーワンになれるのが一番ですが、それはなかなか難しいですし、単価を上げるだけなら”代わりが見つかりにくい存在”であればいいのです。

仕事ぶりや対応で、クライアントに「このレベルの仕事を頼めるフリーランスは稀少だ」と認めてもらうことで単価交渉がしやすくなります。

他に頼めるフリーランスがいない状況であれば、単価を上げてでも依頼したいと思ってくれます。

「自分の代わりはいくらでもいる」という考えに囚われている方は、以下の記事を読んで見方を少し変えてみましょう。代わりはいても「稀少」であれば単価アップの交渉は難しくありませんよ。

誰かがやるのと自分がやるのとでは結果が異なる
自分の代わりはいくらでもいる、だが誰かがやるのと自分がやるのとでは結果が異なる私は突出した才能を持っているわけでもなく、多くの人から慕われるほどの人格者でもありません。仕事にしても、私くらいのレベルなら代わりはいく...

クライアントの利益を考えて仕事をすることが単価アップにつながる

“単価を上げる”という点だけで考えるなら、それは自分の収入を上げることだけが目的になってしまいます。

しかし、単価を上げてもらうなら、クライアントに今の仕事で単価以上の価値を提供しなければなりません。

自分の利益だけを考えるのではなく、クライアントの利益を考えて仕事をすることが大事です。

自分の仕事によって成果が出れば、単価を上げてこのフリーランスにもっといい仕事をしてもらいたい、と思ってくれるようになります。

ですので、私はいつも単価以上の仕事をするよう心がけています。もちろん、単価以上の価値があるかどうかはクライアントが決めることですが、継続して仕事をもらうことができ、単価交渉に応じてくれるということは、その価値があると感じてもらえているのではないでしょうか。

Webライターという仕事は記事を納品すればその仕事は終わりですが、より多くの人に記事を見てもらうことが目的なので、バズが起こりやすいタイトル付けや内容をいつも考えて執筆しています。

単価についての考え方

「お前偉そうに言ってるけど、どんだけいい単価もらってんだよ?」と思われるかもしれませんが、自分にとって仕事内容に見合った単価であるかどうかが大事だと思っています。

仕事のスピードも関係してくるので、単価の高い安いは一概にいえません。開業したてのころよりスピードは格段に上がっているので、自分の腕次第で時給は上がります。

私が5年近くフリーランスを続けて思うのは、

自分が納得した単価で仕事ができるのが一番だということです。

単価に納得していれば仕事に対するモチベーションが上がりますし、単価に応えるためにレベルアップしようという意識も高まります。レベルアップすれば仕事のレベルも上がり、自然と単価が高い仕事を依頼してもらえるようになるでしょう。

中には安い単価でフリーランスを使ってやろうと考えている業者もいるかもしれませんが、幸い、私が開業してから今までそういった業者には出会ったことがありません。いま仕事を依頼してくださっているクライアントには本当によくしてもらっています。その分、”仕事で応えよう”という意識は常に持っているつもりです。

まとめ

以上が私がこれまで実践してきた単価アップの方法です。単価交渉に対する考え方をメインに解説したので、具体的な交渉方法がなくてガッカリされた方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこの方法で単価アップに成功したので参考にしていただければと思います。

最近はこちらから単価アップの交渉をせずとも、クライアントから単価アップを提示していただけるようになったので、ありがたいなと思います。急に単価を上げることは難しいですが、地道に真面目に仕事をしていれば単価は徐々に上がっていきます。

ABOUT ME
ケンタトニック(旧モジャー)
コンテンツSEOに強いフリーランスのWebディレクター/Webライター、フリー歴10年。 ディレクション受注実績:出版社、営業ツール、音楽スクール等のオウンドメディア運用・改善。
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