本記事では、こういった疑問にお答えします。
フリーランスにとって仕事がない状況というのは、何よりも不安ですよね。「このまま仕事が来なかったらどうしよう…」「収入が減って生活が苦しくなってきた…」といった不安を感じることでしょう。
仕事がないフリーランスが将来稼ぐためにとれる選択肢は、6個あります。これらは、実際に私が仕事がない時に行ったことで、それをしたおかげで今の安定した収入につながりました。
不安にとらわれると精神的に参ってしまうので、いっそのこと、「どうせ今は仕事がないんだし」と割り切って、将来の稼ぎになることに時間を費やしてみましょう。
- 仕事がない時は割り切って安い仕事でスキルと経験値を上げる
- 需要のあるスキルを習得して近い将来の稼ぎにつなげる
【目次】
1.単価が安くても経験になる仕事を探す
仕事がない時に単価が安いだと贅沢は言ってられません。しかし、経験にならない安い仕事ばかりしていては苦しい生活が続くだけです。
希望する単価で仕事が見つからない時は、単価が安くても経験になる仕事を探すべきだと私は思います。
仕事がないのではなく、「この単価ではやりたくない」と選り好みしていませんか? 単価が高いか安いかを度外視すれば、安い仕事を経験を積むためと割り切った方が将来の稼ぎにつながります。
「でも、クラウドソーシングの単価って安いしなあ…」という気持ちもよくわかります。たしかに、クラウドソーシングは基本的に低単価の案件が多いので、稼ぐという意味ではあまり向いていないですよね。
しかし、クラウドソーシングの案件を見てみれば、経験や勉強になる仕事はたくさんあります。現状で仕事がないのであれば、兎にも角にも経験を積まないと稼げるようにはなりません。
かくいう私も、仕事がない時に単価が安い仕事を大量にこなし、経験を培ってきました。私は未経験からWebライターのフリーランスになったので、経験を積むことが第一という理由もあります。
正直言うと、低単価の仕事はしんどいですが、苦しい時期に経験を積んでおいたおかげで、今の稼ぎにつながっています。
私が意識していたのは、単価の安い仕事をいかに効率よく正確にこなせるかです。単価の安い仕事でも自分の頑張り次第で時給単価は上がりますし、早く終わらせることができれば数をこなせるので収入も増えます。
さすがに安い単価の仕事をずっと続けるのはしんどいですし、それでは生活が楽にならないので、あるていどの経験を積んだら、どこかで区切りをつけなければなりません。経験と実績を積めば、クライアントに単価交渉をしたり、単価の高い案件を探したりできるようになるので、経験を武器に収入アップにチャレンジしてみてください。
このセクションで言いたいことをまとめると、仕事がないフリーランスが稼ぐためには、単価の安い仕事でも経験を積むことが必要、ということです。
仕事がない時は、以下のようなクラウドソーシングで経験になりそうな案件を探してみてください。「Crowdworks」は超定番のクラウドソーシングですが、まだ利用したことがない方は、まず登録して案件を探してみましょう。
2.稼ぎにつながるスキルを調べて習得する
仕事がない時は、皮肉にも時間はいくらでもあります。フリーランスは仕事がないとやることがないのですから。
しかし、仕事がない時こそスキルを習得するチャンスと捉えるべきです。仕事がなくて時間がいくらでもあるように、勉強することもいくらでもあります。
時間を無駄に浪費するか、スキルの習得にあてるかで将来の稼ぎが変わります。それに、仕事が忙しくなるとスキルを習得する時間がなくなるので、時間がある時に取得しておくことをおすすめします。
「でも、どんなスキルを身につければいいのかわからない」という方も多いことでしょう。たしかに、漠然とスキルを身につけるといっても、何をすべきかわからないですよね。
いろいろ方法はありますが、同業種で稼いでそうな人のTwitterやブログを見て、どんなスキルを持っているのかを調べるのも有益です。その業界で稼いでいる人であれば、おそらく必要なスキルはひと通り身につけているでしょうから。
あと、フリーランス向けの求人サイトやクラウドソーシングを見て、単価が高そうな案件に共通して求められるスキルを探してみるのも、ひとつの手です。高単価の案件になるほど求められるスキルのレベルも高くなるので、それを身につければ収入アップにつながる可能性大です。
兎にも角にも、スキルを習得する前に、まずその職種で稼ぐためにはどんなスキルが必要なのかを調べてください。稼ぎにならないスキルを磨いても仕方がないので、将来の稼ぎにつながるスキル、需要のあるスキルが何かを知ることが第一です。
エンジニアなら今どんなプログラミング言語が必要とされているのか、稼ぎがいいのかを調べるといいでしょう。アプリ開発をするならSwiftは扱えた方がいいと思います。いろいろなフレームワークを試してみるのもアリですね。
Webライターの私がおすすめするのはWordPressです。ライターの仕事はWordPressに入稿することが多いですし、自分でブログをするためにもWordPressは扱えた方がいいです。
私も仕事がない時にWordPressを勉強しました。WordPressで原稿の体裁を整えるのも仕事なので、最低限のHTML、CSSの知識は必要です。
WordPressに関しては、別記事で詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。
https://fr-strategy.jp/writer/writer-wordpress/
3.他のフリーランスのブログを読み漁る
在宅フリーランスにはノウハウを教えてくれる人が身近にいないという問題があります。積極的にセミナーや異業種交流会に参加できる人なら先輩フリーランサーやメンターに出会って教えてもらえると思いますが、私のようにコミュ障で引きこもりのフリーランスはそうした場に行けないので、人との関わりはほぼありません。
ならできることはひとつ。他のフリーランスのブログを読み漁ることです。
ネット上にはフリーランスが書いているブログ記事やサイトがたくさんあります。ノウハウを公開しているブログもありますし、なんならコメント欄で質問してみるのもいいでしょう。
自分の職種のブログだけでなく、職種を問わず読んでおいた方が幅広く知識を得られます。職種によって仕事内容や単価は異なりますが、稼ぐために意識していることとか、クライアントとのコミュニケーションの取り方とか、職種に関係なくフリーランスに必要なことを学んでおきましょう。
私も仕事がない時は、他のライターやアフィリエイターのブログを読み漁っていました。どうやって仕事を探しているのかとか、どんなことを勉強したのかとか、いろいろ勉強させてもらいました。
私が見ていた(今も見ている)ブログを一部ご紹介します。フリーランスの方だけではないですが、勉強させていただいたブログをピックアップしました。
海外SEO情報ブログ
アプリマーケティング研究所
かちびと. net
ウェビメモ
たけろぐ
ENJILOG
manablog
TechDoll.
Stocker.jp / diary
ホームページを作る人のネタ帳
Google ウェブマスター向け公式ブログ
私はたくさんのブログから仕事のノウハウやフリーランスとして必要なことを学びました。私も自分が学んだことを還元できればと思ってこのブログを始めたので、悩んでいるフリーランスの方の助けになれば嬉しいです。
4.ブログを書く / ポートフォリオを作る
ブログから学んだら次は自分でもブログを書く! ライターに限らず、フリーランスはブログを書いた方がいいと私は考えています。
ブログは自分が学んだことをアウトプットする場でもあります。スキルや知識がなくても構いません。こういうことを学んだと、備忘録代わりに書いたことが誰かの役に立つことがあります。アクセスが集まればアフィリエイトで収入を得ることができますし、ともすればブログ経由で仕事の依頼が来る可能性もあります。
もうひとつ、フリーランスがブログを書くことをおすすめする理由があります。それはブログはポートフォリオになることです。
ブログは自分がどんなことをできるフリーランスなのかを示せるポートフォリオの役割を持っています。
案件に応募する際にポートフォリオ代わりのブログを見てもらえれば、クライアントに自分のことをより知ってもらえます。応募フォームの短い紹介文だけでは知ってもらえないことも、ブログを見てもらうことで伝えられる情報が増えます。
サイトもブログも立派なポートフォリオ
ポートフォリオと言えばデザイナーやクリエイターが作るというイメージがあるかと思いますが、どんな職種でもフリーランスならポートフォリオを持っておくべきです。
ブログを見てもらえればどんな文章を書く人か知ってもらえるので、Webライターは必ずブログをやった方がいいですよ。
5.SNSで交流を広げる
ブログを書くより手っ取り早いのがSNSです。SNSなら短い文を投稿すればいいのでネタに悩むこともありません。
主に利用するのはTwitterですが、フリーランスのアカウントを探してフォローし交流を広げます。SNSを使えば情報を収集したり交流したりできるので、フリーランスはSNSを活用しない手はありません。
仕事につながるかは微妙なところですが、リアルでの人脈作りが苦手な方はSNSを活用するといいでしょう。ブログを書いているなら記事の拡散にもSNSは役立ちます。
ただ、SNSは交流は広がるものの、本当の人脈作りにつながるかは別です。SNSでは簡単に人とつながれる反面、つながりが希薄になります。
とは言え、SNSを通してたくさんの人と交流が生まれるのは良いことですし、学ぶことも数多くあります。ブログと同様に、フリーランスはSNSもやっておいた方がいいと思います。
私はTwitterでフリーランス関連やSEO関連のツイートをしているので、よかったフォローしてくださいね。
6.フリーランス向け求人サイトを利用する
営業したり自分で仕事を見つけたりするのが難しい時は、フリーランス向け求人サイトに頼ってみましょう。コーディネーターがサポートしてくれるので、営業ができなくても心配はありません。
今はフリーランス専門の求人サイトが増えてきたので、営業しなくても仕事が探せるようになっています。クラウドソーシングと比べると全体的に単価が高いですし、高単価の案件もたくさんあります。経験や実績に応じて案件を紹介してくれるので、経験が浅いことは気にせずに相談してみるといいでしょう。
「クラウドテック」ではエンジニア、デザイナー・クリエイター、ライターなど、さまざまな求人案件が探せます。フリーランスを目指すなら登録しておいたほうがよいでしょう。※登録は無料です。
エンジニア向けのフリーランス求人サイトなら「レバテックフリーランス」が有名です。コーディネーターが求人探しをサポートしてくれるので、初めてでも安心して利用できます。
仕事がない時にどう時間を使うかで将来の収入が変わる
仕事がないと辛いものですが、自由な時間を有効に使うかどうかで先行きが決まります。生活のためとはいえ、本業と違うアルバイトをしても経験にならないですし、それではフリーランスになった意味がありません。
それなら、単価が安くても経験になる仕事をしたり、生活費をなんとかやりくりして、スキルを習得することに時間を費やしたりする方が有益です。冒頭でも書きましたが、「どうせ今は仕事がないのだから」と割り切って考えた方が気持ちが楽ですし、何もしないより行動した方が気が紛れます。
この記事で伝えたいのは、「仕事がない時に、どう時間を使うかで将来の収入が変わる」いうことです。フリーランスは時間を自由に使えるのですから、仕事がないと腐るのではなく、将来、仕事をたくさんもらえるように、何をすべきか考えてみてください。
仕事がない時は下積み時代と考えて、将来の稼ぎにつながることをしましょう!
3のフリーランスのブログをひたすら読み漁っている者です。
フリーランスの情報入手元は限られてしまうので、ネットの普及は本当によかったと思います。