私は、未経験からフリーランスのWebライターなりましたが、特に難しいことはやっていません。ただひとつ、ブログを作り込んでポートフォリオにする、というのを徹底しています。
案件の受注方法は複数あるので、あくまでもひとつの方法ですが、Webライター初心者の方にはブログを書いてポートフォリオにすることをおすすめします。
その理由は、ブログを書くことでスキルアップができ、その上、ブログがポートフォリオになるからです。ブログを作り込んで案件応募の際に提示すれば、私の実践上、受注率が上がります。
私の実体験を交えながら、Webライター初心者がブログをポートフォリオに活用する方法を解説します。
※ポートフォリオの意味と役割は本文中で解説します。
【目次】
ブログを書くとポートフォリオができあがる
ポートフォリオは、簡単にいうと「自分の作品集」です。主にWebデザイナーやクリエイターが、自分のスキルやセンスをアピールするために使われます。
フリーランスにとって、ポートフォリオは履歴書のようなものです。案件応募する際、過去に手がけた作品を履歴書代わりにし、クライアントにアピールします。
ポートフォリオは、Webライターにも必要です。どういった記事を書くライターであるかをクライアントに示すために、ブログ記事をポートフォリオとして使います。
寄稿や記名記事だけでなく、自分で書いたブログ記事もポートフォリオにして大丈夫です。Web上に公開しているブログ記事も、立派な履歴書ですから。
私はライターとしての実績が何もなかったので、ブログを作り込んでクライアントにアピールしました。Web系のネタを書くブログを作り、案件応募の際に提示する、という流れです。
思惑どおり、クライアントにブログをしっかり作り込んでいるという点を評価され、未経験ながら受注することができました。ほとんど記名記事を書いていないので、公然と示せる実績は少ないものの、ブログがあるので案件応募でアピールする材料には困っていません。
未経験からWebライターを目指すのであれば、ブログをポートフォリオにできるように、記事をたくさん書いておきましょう。
テーマを決めてブログを作る
ブログがポートフォリオになるとはいえ、ただの日記では案件獲得につなげるのは難しいです。雑記ブログ自体は悪くないですが、Webライターの仕事につなげるのには向いていません。
仕事につなげるには、テーマを決めてブログを書きましょう。自分の得意なこと、好きなこと、興味のあること、知識のあることなど、なんでも構いません。
とにかく、ひとつテーマを決めてそれについて書いてください。テーマを決めておけば書きやすいですし、ブログがSEOに強くなる効果もあります。
テーマが明確なサイトやブログはGoogleから評価されやすく、検索順位が上がりやすいので、テーマを決めてからブログを書いていきましょう。
勉強したことをブログに書いても構いません。Webライターの仕事の大半は「検索」なので、「調べる」→「書く」がしっかりできている記事であれば大丈夫です。
検索や情報集約スキルなど、Webライターに必要なスキルは以下の記事で解説しています。ブログを書きながら、必要なスキルを磨いていきましょう。
ブログを書いてスキルアップ
ブログ記事をたくさん書く。これは、Webライターがスキルアップするひとつの方法です。
未経験者がいきなり案件を受注するのは難しいので、まずは、ひたすらブログ記事を書いてライティングスキルを上げましょう。
未経験からWebライターになるのであれば、とにかく記事をたくさん書いてください。数をこなすことでライティングスキルは上がります。最初は下手でもいいので、とにかく書くことです。
ブログ記事なら後で修正できます(適当な情報を書いてはいけませんが)。ライティングスキルアップのために、毎日、最低1記事を書くことから始めましょう。
WordPressでブログを作るのがおすすめですが、難しいのであれば最初は無料ブログでも大丈夫です。私は無料ブログ(FC2ブログ)から始めて、後でWordPressに記事を移行しました。
WordPressでブログを作ったほうがいい理由は、別の記事で詳しく解説しています。
https://fr-strategy.jp/writer/writer-wordpress/
ブログに検索順位がつけばアピール材料になる
公開したブログ記事が何かのキーワードで上位表示されたら、それも案件応募のアピール材料になります。検索エンジンに評価される記事を書けるのは、ライターとしての大きな強みです。
SEOを意識して書いた記事が狙いどおりに上位表示されたなら、それもアピールに使いましょう。「●●のキーワードで上位表示を達成」というように伝えれば、クライアントは興味を持ってくれます。
ライター案件は検索で上位表示を狙うための記事が多いので、SEOで結果を出せば受注しやすくなります。
私は、Chromeの拡張機能の記事で上位表示されたキーワードが複数あったので、それをアピール材料にしました。上位表示されたキーワードのジャンルと、応募する案件のジャンルと違っていても大丈夫です。「SEOで結果を出せる」という点が重要ですから。
検索エンジンで上位表示されるには、あるていどの記事数が必要となるので、いずれにしてもたくさん記事を書く必要があります。前述したように、テーマを絞って書けば上位表示を狙いやすくなるので、それもひとつの戦略として使ってください。
私が初心者のころに作ったブログです。当時はこのブログをクライアントに提示して案件を獲得していました。参考までに。
ブログと同時にSNSでフォロワーを増やす
SNSをやっておけば仕事につながる可能性がありますし、ブログの露出経路も増えます。SNSではブログ記事更新を知らせるだけでなく、積極的に交流をしてフォロワーを増やしていきましょう。
フォロワーを増やしておけば、クライアントへのアピール材料にもなります。地道にフォロワーを増やすのもひとつの実績ですから。
Twitterはライターさん同士のつながりを作りやすいのでおすすめです。ポイントは、140文字という限られた文字数の中で、どういった言葉を使って発信するかを考えること。Twitterを更新するのもライティングの練習になるので、ライターの経験値を上げるためにやってみてください。
私のTwitterアカウントでは、主にフリーランスやライター業に関することをつぶやいています。このサイトに書いていない情報もツイートしているので、よかったらご覧になってください。
最後に:ブログはポートフォリオとして有効
未経験のWebライターは実績がないがゆえ、案件に応募しても通りにくいのが悩みです。未経験で応募できるのは低単価の案件がほとんどなので、それも辛いですよね。
ゼロから実績を作るのであれば、まずはブログを書いていきましょう。たとえば、3ヶ月の間に毎日1記事ずつ書いて100記事を達成すれば、それは立派なポートフォリオになります。
やってみるとわかりますが、100記事を書くのはなかなか大変です。ライターになれば毎日記事を書くことになるので、その練習にもなります。100記事を書くころには、ライティングのスキルも上がっているでしょう。