心配性の人はWebライターに向いています。Webライターの仕事の半分以上が「調べる」ことです。不安に感じることは徹底して調べる心配性の性格の人は、ライターに向いているといえます。
かくいう私も心配性で、少しでも不安に感じることや、情報源に疑問を感じたときは、納得いくまで調べる性格です。当たり前ですが、いい加減な調査で記事を書くわけにはいかないですから。
Webライターという、検索作業が付随する仕事だからこそ、心配性の性格が向いていると感じます。心配性をネガティブに捉えている人は、Webライターなら心配性を武器にできると考えてみてください。
【目次】
心配性がWebライター向きの性格である理由
冒頭で答えを書いてしまいましたが、Webライターの仕事は「検索作業」が伴います。もちろん持っている知識も駆使して書きますが、Webライターは検索ありきの仕事です。言ってしまえば、検索能力がないとWebライターの仕事はできません。
具体的に、心配性がWebライター向きの性格である理由は2つあります。
情報を深掘りしないと不安
1つは、Web記事を書くには、情報を深掘りする必要があることです。浅い検索だけでは間違った情報を掴まされる可能性があるので、深掘りして調べます。検索スキルを駆使して、正しい情報、もしくは信頼性の高い情報を調べ上げるのがWebライターの仕事です。
「複数のサイトに載っているけど、この情報は正しいのかな?」「不安だからほかのソースも調べてみよう」という心配性の思考は、Webライターには欠かせないと私は思っています。だって、ネットには信頼性の低い情報なんてゴロゴロ転がっていますから。
間違った情報の記事が検索上で拡散されることもあるので、深掘りして調べないと嘘の情報を載せることになってしまいます。いい加減な情報収集で記事を書くなんて人は、Webライター失格です。検索すると、「お前ちゃんと調べたか?」と疑いたくなる記事が散見されます。いい加減な記事を書くのはやめてほしい。
自分の知識や記憶が合っているか不安
自分の知識や記憶が間違っていることもあります。「自分の記憶が合っているか」と心配になって調べるのは、Webライターにとって大事なことです。
記憶の間違や勘違いもありますし、情報が更新されていることもあります。自分の記憶が正しいと思い込んで検索の手を抜くと、間違った情報を載せてしまうかもしれません。
既知の言葉や情報もきちんと調べること。これは本当に大事です。調べなおすと、新しい発見があったりします。
たとえば、「断捨離(だんしゃり)」という考え方があります。この言葉と意味を知っている方は多いと思いますが、登録商標されている言葉だとご存知でしょうか?
とある案件で「断捨離」について書こうと思って調べたところ、商標登録であることを知りました。商業サイトに掲載する記事だったので、クライアントに相談して言葉を「ミニマルライフ」の記事に差し替えることにしました。
このように、既知の言葉でも、調べてみると意外な事実や発見があったりします。オウンドメディアに投稿する記事を書くなら、なおさら著作権にはシビアでないといけません。知らないでは済まされないこともありますから。
心配性の私は、よく知られている言葉や知識でも合っているか不安になるので、とりあえず調べます。記事を書き上げたあとに、「あれ?記憶ベースで書いたけど合ってるのか?」と不安になり、調べてみると間違っていて書き直すことに…なんていう時間のロスは避けたいので、不安に感じたら小さな情報でも調べます。
Webライターは性格的な向き不向きがある
Webライターは毎日まいにち、パソコンに向かって記事を書きます。長時間座って作業する人が苦痛な人にはライターは向いていません。
作業の半分くらいは検索なので、調べるのが面倒くさいと感じる方もライターに向いていないでしょう。調べるのが得意でないとライター業は務まりません。
Webライターになる上で大事なのは、性格的に向いているかどうかです。文章を書くのが好きで、検索が得意であればWebライター向きの性格といえるでしょう。
文章力は記事を書き続ければ上がっていくので、最初はあまり気にしなくて大丈夫です。私もそれほど高い文章力があるわけじゃないですし。でも、性格的に向いているので9年も続けられています。
心配性はネガティブに捉えられがちですが、心配を取り除く行動は、裏返せばリスクマネジメント能力に長けているといえます。ライターでいえば、正確な情報を探りあてる能力に長けているということ。
心配性というマイナスの印象が強い性格も、少し見方を変えるだけで前向きに捉えられます。心配性を直すのではなく、Webライターの仕事に活かすなど、武器として考えてみてはどうでしょう?